DIY漆喰塗り講座に参加したら、僕の塗り方が根本的に間違っていた。


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どうも、漆喰の白壁ってつるつるしててなんだかかっこいいよね!という理由だけで、漆喰に手を出してしまった男、ソーです。

漆喰塗りに関しては、以前、noteにて記事を挙げていますが、

空き家リノベ10日目:「トーシロによる漆喰塗on the 外壁」

空き家リノベ11日目:2度目の戦い。立ちはだかる漆喰壁

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こんなん仕上がりで完成にしてしまっているところが、まじでトーシロ感丸出しですね。

 

あれから1年経ちましたが、もともと汚かった壁は、雨が降って、泥がはねて、茶色の斑点でますます汚れてしまいました。

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この前作ったウッドデッキも、このクソみたいな白壁を再度塗る必要があったために最後の1mを仕上げることができませんでした。

 

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それにしても汚い。

まるで便所の壁みたい。

あーもう一回ちゃんと塗らないとなー……、でも上から塗ったところで、きれいに仕上げられる気がしねぇーしなー……。

 

ということで放置してたんですけど、先日、香春町の協力隊から「漆喰塗り講座開くよー!手伝ってー」とお声をかけていただきましたので、早速参加してきました。

スタッフとしてだったので、実際に塗り体験はできませんでしたが、見て、聞いて、感じたことをまとめていこうと思います。

 

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イベントについて

今回のイベント「ワンランク上の漆喰塗り講座」は、福岡県田川郡にある香春町の地域おこし協力隊の方が開催したイベントになります。

詳細はこんな感じ。

キャプチャ

キャプチャ

日本トップシェアを誇る漆喰メーカーの田川産業と、建築士の町谷さんを迎え、漆喰の基礎知識と、実際の塗り方について学べる半日でした。

この、講師の町谷さんという方の奥様も建築をしており、糟屋郡篠栗町にある「陶花」さんというcafeの設計に携わっているということで、今回この陶花さんの壁を漆喰で塗っていくことが実習となります。

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山の上のマイナスイオンあふれる場所。

まずは田川産業さんによる座学から。

座学と行っても、めちゃくちゃ話がうまくて面白かったので、楽しく学ぶことができました。

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漆喰の語源は、漆喰の原料である石灰(せっかい)から来ており、石灰石に水をかけると発熱するという実験も行われました。

写真を撮ることに集中しすぎて、なぜこの実験を行なったかについては忘れてしまいましたが(誰かわかる方教えてください)、みなさん興味津津でした。

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というのも、今回の講座、参加費が5,000円なんですよね。

ぼくはスタッフとして参加しましたので払っていませんが、5,000円出しても漆喰について学びたい!漆喰塗りがうまくなりたい!という方が集まっていますので、熱量がとにかくすごい(それでも他の漆喰塗り講座よりは安いとのこと)

とは言え、ぼくも漆喰については学びたかったので、写真を撮りながら耳を傾けて勉強しました。

ぼくが今回学んだことまとめ

  • 漆喰は耐火性調質効果を持っている。そのため、昔は大事なものをしまっておくための蔵の建材として使われた。蔵に施された網状の模様はもともと隙間を埋めるための役割だったが、日本人の美的感覚、ただ埋めるだけじゃつまらないというところから、あのような模様になった。
  • 漆喰は何度もコテで触ることによって水分がなくなっていく。先に乾いたところはマットに、後から乾いたところはテカリが生じ、この差がムラとして仕上がりに影響する。左官と素人の一番の違いは、この水分を全体に配り、全体が一緒に乾くようにする技術を持っているかどうか。左官は水を操るのがうまい。
  • 漆喰はCO2を吸って石に戻ることによって固まる。セメントやコンクリートなどが固まる原理と異なる。
  • 漆喰はアルカリ性なのでカビが生えない。が、雑巾など雑菌のついたもので拭いたりするとそこからカビが繁殖する可能性がある。下地がカビると漆喰のアルカリが中和されてカビやすくなる。
  • 漆喰を塗る際にはまずは四隅をしっかりと塗る。そこからムラを気にせずにとにかく全体に塗りつける。分厚くなっているところから少ないところへ移しながら、ガザガザと音がするところは漆喰が少なくなっているので新たに付け足す。
  • 粉から練る漆喰と「DIY NURI²」のような最初から練られている漆喰の違いは、粉から練るタイプは、下地の状態や季節などから水分量を調節できるようにプロ向け、最初から練られているものはある程度の下地や季節に対応できるような水分量で練られている。

DIY NURI²について

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田川産業さんが新しくDIYのための漆喰、その名も「DIY NURI²」(読み方:DIYぬりぬり)を発売するということで、今回はこのDIY NURI²を使って、漆喰を塗っていきます。

DIY NURI²の特徴としては、上の写真にも書いてますが、

樹脂がはいっていないので、

  • ボロボロ落ちてこない(劣化しにくい)
  • 乾燥するまで何度もやり直しがきく(作業性が高い)
  • 調質/消臭/抗菌/不燃の効果がある
  • 施工後の薬品臭がしない

また、漆喰専門メーカーである田川産業さんの自社製造なので、

  • 原材料は国宝/重要文化財に使われているものと同じ
  • 的確なアドバイスやフォローが受けられる
  • 価格が控えめ

という特徴があります。

価格については、他社製品が1kgあたり

A社769円、

B社826円、

となっているのに対し、このDIY NURI²は655円

6畳の部屋の壁に塗る場合、

A社     :30,800円、

B社     :33,040円

DIY NURI²:26,200円と塗る面積が増えるほど安くなります。

 

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見た目もインスタ映えするオシャレな缶に入っており、大工仕事の泥臭いイメージもないため、気になるあの子に「一緒に漆喰塗りしませんか?」と誘うこともできますね!

 

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塗る際には缶の中に漆喰の入った袋が入っていますので、これを足で踏んで混ぜていきます

漆喰は均等に混ぜるのが難しく、手のかかる作業なので、こうやってふみふみしてすぐに使えるというのは嬉しいですね。

 

だが塗るのはまだ早い!

まずは養生から。

漆喰塗の半分以上は養生です!と講師の方もいっておられたように、漆喰がついてはいけないところ、汚したくないところはしっかりとテープで養生していきます。

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養生が終わると次はコテの持ち方、動かし方を教わります。

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基本は人差し指と中指にはさんで、この二本だけで支えているくらい柔らかく持つ。

それから、隅を塗る際にはコテを90度、もしくは180度回転させるため片手でくるっと回して持ち変えることができるようになるといいそう。

みなさん全神経を指に集中してくるくる回す練習をされていました。

 

さて、ここからが本番。

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まず、漆喰はガバッととらずに少量だけコテ板にとり、板の上でよく伸ばす。

 

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コテの上の三角になっているところは角度が90度ではないので、このように左下の直角部分、あるいは三角が下に来るように持って右下の角で塗っていきます。

 

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ムラを気にせず、とりあえず一面全部に漆喰を塗ります。

 

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端から塗って、最後に真ん中をだっと塗っていきます。

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一面を漆喰で埋め尽くした後に、少しずつムラをなくしていきます。

コツはショートではなくロングで。

ムラをなくそうとすると、ついついムラを見つけては細かく修正するという作業になりがちですが、そうすると、また新たなムラを生んでしまいます。

そこで左から右、下から上、どの方角でもいいですが、手が届く範囲いっぱいを使ってロングスパンで何度もなぞる

1回、2回、3回となぞっているうちに、コテ先に感じる凹凸が自然となくなっていくのを感じるそうです。

みなさん集中するとすぐにコテの動かし方が小さくなり、講師の方に何度も「ロングで!」と言われていましたので気をつけましょう。

 

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2時間ほどこの作業を繰り返すとこのような真っ直ぐな状態になります。

が写真で見るとわかるように、乾いた部分水分を含んでテカっている部分とに別れてきます。

この差が後々ムラとなって仕上がりに影響するので、水分が残っている部分をすでに乾いている部分に配り、全体が一緒に乾くように何度も何度もコテを当てていきます

この時点では新たに漆喰を加えることはしません

コテについた漆喰も一度洗い流し、コテのみを動かして水分量を均一にしていきます。

コテを当てれば当てるほど均一になっていくので、時間が許す限り、自分が納得いくまで何度も何度も当てるのがいいそうです。

 

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すでに乾いてしまった部分には霧吹き等で水をかけてから再度全体に均一に水を配るのがいいようですよ。

 

その後しっかり乾く前にイベントが終了しましたので、仕上がりの写真はございません。

気になる方はぜひ陶花さんに足を運ばれて、自分の目で確かめてみてください。

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【講師】
町谷 一成 氏(町谷一成建築デザイン事務所、建築士)
左官職人の息子として大分県日田市に生まれる。東京で建築設計事務所を経てインテリアデザイン事務所勤務後、グラフィックデザインの仕事等約10年を経て、故郷日田に戻り、建築デザイン事務所を設立、日田の名工、左官の原田進氏と天神IMSのプロジェクト『百草木の径』に、意匠職人として参加。日田市豆田町の伝統的建造物群保存群地域の基本仕様書を名工の大工・左官さんらと共にまとめあげた。また、九州ちくご元気計画・国東市雇用促進協議会において講師を勤た。

林業の活性化を目標にしているヤブクグリでは、パッケージデザインを担当した『きこりめし弁当』が、ADC賞を受賞
有害物質ゼロの土に還る建築『LOCALHOUSU』シリーズを展開中の意匠職人を名乗る、建築家。

【漆喰紹介】
漆喰NURI2(株式会社田川産業)
日本の伝統的仕上材「しっくい」は、調湿性と消臭性、抗菌性を備えているだけでなく、塗り方でオリジナリティを出せる、機能的で感覚的な素材です。お子様も一緒に楽しめるように100%オーガニック素材にこだわった「NURI2」は、“家族みんなで「しっくい」をぬりぬりするかけがえのない体験”のために生まれました。







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