ここだけ見れば飲みやすい日本酒かどうかわかる!?日本酒の選び方!

ここだけ見れば飲みやすい日本酒かどうかわかる!?日本酒の選び方!


1

現在、日本国内だけを見てもたくさんの種類のアルコール飲料があり、気分や好みに合わせて好きなお酒を飲むことができます。

このようにたくさんの中から選べることはいいことなんですが、数が多すぎて何を飲めばいいのかわからない、ビールやカクテル以外はどんなお酒かイマイチわからないから手が出しにくいという方も多く、結局たくさんのお酒があるにも関わらず決まったものしか飲んでいないというもったいない飲み方をしている人がたくさんいます。

特に日本酒。

日本酒は年配の人の飲み物で若い人には合わない、アルコールが回りやすく酔いやすい、なんだか敷居が高く手に取りづらい、などの理由から日本酒を飲む人が減っています。

しかし、日本酒は日本が誇る文化の一つ、日本人が作った日本人のためのお酒です!美味しくないわけがないじゃないですか!

…とは言っても、何を飲めばいいのかわからないという人が大半だと思いますので、ここでは、飲みやすい日本酒の見分け方について見ていくことにします。日本酒選びが上手くなればお酒の楽しみや幅が広がりますので、ぜひ参考にしてみてください。

甘口か辛口かで大別する!あなたの好みはどっち?

2

カクテルであれば、ピーチ、オレンジ、コーヒーなどのリキュールで割るお酒が多く、原料の違いが顕著に出るため、味が想像しやすいことでしょう。また、炭酸の有り無しなど、喉ごしや口当たりなども自分で決めやすいという特徴があります。

しかしながら、日本酒は基本的にお米と水、そして米麹のみを原材料として造られているため、味の違いや変化が他のお酒よりもわかりにくく、選び辛い、何を基準にして選べばいいのかよくわからない、というのは事実です。

 

しかし、日本酒にもしっかりと味を見分ける方法があります。

それが日本酒度です。

日本酒度というのは、その日本酒が甘いか辛いか、を見分けるための指標で、ここを見れば飲んだことのない日本酒でもだいたいの味を想像することができます。

そこでまずは、甘いお酒が好みか、辛いお酒が好みかで、日本酒を大別してみましょう。以下、日本酒度の見方になりますので、こちらを覚えておくことをおすすめします。

大甘口 甘口 やや甘口 普通 やや辛口 辛口 大辛口
-6.0以上 -3.5~-5.9 -1.5~-3.4 -1.4~+1.4 +1.5~+3.4 +3.5~+5.9 +6.0以上

普通を基準にしてマイナスが大きくなっていくほど甘口に、プラスが大きくなっていくほど辛口になります。

日本酒は米、水、米麹を原料としており、これらを合わせると糖が発生しますが、これを酵母菌に入れた時に酵母菌が糖を分解することによってアルコールが発生します。

つまり、日本酒度が高いということは酵母菌が糖をたくさん分解した=辛い、日本酒度が低いということは酵母菌が糖をあまり分解できなかった=甘口という解釈になります。

日本酒を購入するとき、また居酒屋などで注文するときにはこの日本酒度をみて、甘口か辛口か判断しましょう。

美味い酒から入るべし!美味い酒を見抜く方法とは?

3

これから日本酒を飲んでいくという日本酒初心者の方にぜひ覚えておいてもらいたのは、日本酒の入りは絶対に美味い酒にしてください!ということです。

またもカクテルを引き合いに用いますが、カクテルはリキュールと割水(ソーダや炭酸ジュース)の分量が決まっており、リキュールや割水のグレードにも種類はほとんどありません。

例えば、割水としてコーラを使用する際、コーラはコーラであり、そこに美味いコーラと不味いコーラの差があるわけではありませんね。同様に、値段が高い水と安い水で味が劇的に変わるというものでもありませんので、カクテルは好みによって美味しいと感じるかどうかが左右されます。

 

しかしながら日本酒は、製法やランクの違いによって美味しさの違いが如実に現れます

詳しくは、味の違いはここを見れば分かる?日本酒の種類を見分ける方法とは? を確認していただくといいのですが、ここでも簡単に日本酒の製法の違い、ランクの違いについて触れておきましょう。

ランク 低い 高い
表示名 普通酒 本醸造 吟醸 大吟醸
精米歩合 71%以上 70%以下 60%以下 50%以下

日本酒のランクについては、以上の表のようになっています。精米歩合というのは、削ったお米が元のお米の何パーセント分かというものを表したものです。

日本酒を作るときには必ずお米を削るのですが、その割合が高くなればなるほど(お米を削れば削るほど)美味しい日本酒になります。

 

これは、お米一粒が甘いでんぷん質と雑味を与えるタンパク質からできているためであり、この甘いでんぷん質が米粒の中心に集まっているからです。そのため、お米を削れば削るほど中心の甘いでんぷん質だけを原料として使えるため、味が濃厚で美味しくなるのです。

しかしながら同時に、米粒が小さくなればなるほど、たくさんのお米を使わなければならなくなるため、日本酒の価格が高くなってしまいます。美味しいお酒が高い理由はここにあります。

 

さて、本題に入りますが、日本酒初心者の方は、ぜひ大吟醸酒や吟醸酒から入るのをおすすめします。

逆に普通酒や本醸造から入るのはNGです。安いからと言って普通酒から入ってしまうと日本酒の良さ、美味しさを感じることなく日本酒が嫌いになってしまう恐れがあります。

普通酒はラベルにお酒の名前だけが書いてあり、「普通酒」とは書いていないので気をつけましょう。

 

また、全国的に美味しいと言われている、獺祭久保田十四代など、超有名な日本酒から入るのもいいでしょう。

少し値段が張ってしまいますが、それだけ払ってでも飲む価値はあります。日本酒の美味しさに気づいたから高いお酒を飲んでみよう!ではなく、日本酒の美味しさを発見するために高いお酒、有名なお酒を飲んでみてください

温度幅が広い日本酒ですが、最初は「常温」「冷酒」で!

上手な日本酒選びが終われば、あとは飲むだけ!と焦ることなかれ。

日本酒は他のお酒に比べて美味しく飲める温度幅が大きいため、冷して飲むもよし、熱燗で飲むのもよし、好みに合わせた飲み方ができます。

特に、日本酒の“温めても美味しい”という特徴は他のお酒にはないものなので、つい「熱燗で!」と言いたくなる気持ちもわかります。

 

しかし!日本酒初心者の方に、熱燗はおすすめしません。

熱燗の味の変化について詳しくは作り方で劇的に変わる!美味しい日本酒を熱燗で飲む方法! でも説明していますが、日本酒は温度が上がれば上がるほど、米の風味や香りが飛んでしまい、よりシャープでキレのある味わい、そしてアルコールの辛い香りが立ち上ります。

もちろん、そのような風味が好きで熱燗を好んでいる方も多いのですが、飲みやすさ、より日本酒らしい芳醇な米の甘味や旨みを味わうならば、常温(冷や)、または冷酒がおすすめです。

日本酒は常温でも美味しくいただけるので、冷たいのを飲む気分じゃないという方は、まずは常温で飲んでみましょう。

酒米の王様「山田錦」はやっぱり美味い!

4

美味い日本酒を選ぶもう一つの方法として、どのような酒米を使っているかを見るという方法もあります。日本酒はなんと言っても米が命、酒米の良し悪しで味が大きく変化します。

日本酒に使われているお米のことを酒米といいますが、酒米は私たちが普段食べているお米とは少し品種がことなります。普段私たちが食べているお米のブランドと言えば、コシヒカリやあきたこまちなどが有名ですが、酒米にもブランド米と呼ばれるものがあります。

それが「山田錦」です。

山田錦は他の米よりも稲穂の身長が高くなる傾向にあり、そのため災害に弱いく、また洗米時にお米が割れやすいなど、栽培が難しいお米と言われています。しかしながら、日本酒に雑味を与えるタンパク質やアミノ酸が少ないなど、酒米に適しており、全国新酒鑑評会などの大きな大会の上位に入るお酒に多く見られます。

もちろんブランド米を使っている=美味しいではなありませんが、美味しいお酒の中には山田錦を使っているものが多く見られるというのは事実なので、参考にしてみてください。

 

以上、初心者のための飲みやすい日本酒の選び方講座でした。

ここではあえて「この日本酒がおすすめですよ!」とは言いません。日本酒には好みがあり、絶対的にこの一本が飲みやすい、とは言えないからです。

このサイトでは、1本1本個別に日本酒の美味しさや特徴、製造工程やこだわりについて紹介していますので、ぜひそちらをご参考に自分だけの1本、最初の1本を選んでみてください。きっと飲んでみたい!という1本に出会えることでしょう。


必須お名前
必須メールアドレス
必須メッセージ本文