メリットしかない?日本酒風呂が健康・美肌に良い科学的根拠!

メリットしかない?日本酒風呂が健康・美肌に良い科学的根拠!


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冬に近づくとボージョレ・ヌーボーの解禁と共にメディアを賑わすワイン風呂。ワインの濃厚な香りと鮮やかなブドウの赤色、鼻で目で肌で、そして味覚で楽しめるワイン風呂は、贅沢な気分が味わえることもあって老若男女に人気があります。

ワイン風呂は肌や美容にもいいとも言われており、世界三大美女の一人、クレオパトラも愛用していたとか。しかし、そんなワイン風呂にも負けない美肌効果、さらには健康にも良いといわれているのが日本酒風呂です。日本酒風呂にはざっと挙げただけで以下のような効果があるといわれています。

  • 血行促進で冷え性、肩こり、腰痛改善
  • 新陳代謝アップで老廃物排除
  • お肌の保温、保湿効果
  • 美白、美肌、アトピー改善
  • 老化予防、アンチエイジング

でも、日本酒をお風呂に入れるだけで、本当にこんなに効果があるの?というのが本音なところ。また、日本酒風呂が体に良いと言われても入り方がわからない、日本酒風呂に入る際に注意しておくことは?など、日本酒風呂に対する知識がない方がほとんどだと思います。そこで今回はそんな不安や疑問を解消するために、日本酒風呂についてのいろはを一つ一つ説明していこうと思います。

日本酒風呂の効果をじっくり解説

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まずは、なんと言っても本当に日本酒風呂に上記のような効果が見込めるかどうかということが気になりますよね。ということで、日本酒風呂の効果とその理由を一つ一つみていくことにしましょう。

血行促進で冷え性、肩こり、腰痛改善

血行が良くする、血の巡りをよくするためには、なんと行っても体温を上げることが重要になります。これは日本酒に限らないことですが、アルコール飲料は飲めば体温が上がり、体がぽかぽかしますよね。そしてお風呂。これは言わずもがなです。つまり、アルコール飲料+お風呂は血行を良くするには持ってこいの組み合わせなんですね。

でも、ちょっと待って。飲むんじゃなくてお風呂に入れても、その効果はあるの?とお思いの方もいらっしゃることでしょう。これ、実はあるんですね。アルコール成分、特に日本酒に含まれているアセトアルデヒドは、血管を拡張する働きがあり、そのため体温の上昇とは無関係に血行を良くする働きがあると言われています。もちろん飲んでもいいのですが、アルコール摂取中の入浴は逆に血行が良くなりすぎて、アルコールが全身に回ってしまう恐れや、筋肉に血液が流れてアルコールを分解している肝臓に血液が回らないなどの恐れがありますので注意が必要です。

では、血行が良くなると体にとって何が良いのでしょうか。これは当たり前のことですが、人間の生命力の源は血液ですよね。そのため、血液が体中に回らないと疲労感不眠症、また高血圧などを引き起こす恐れがあります。つまり、血行を良くすることはこれらの改善につながると言えるのです。

また、血液は循環することによって、体の温度を保つという働きも行っています。全身にうまく血液が回らないということは、それだけ体温が下がる、つまり冷え性を引き起こしてしまいます。特に手や足など末端冷え性の方は、うまく血が循環していない可能性があります。筋肉に血が回らない、そして冷え固まる、これは肩こり腰痛の原因ともなりますね。ということで、血行を良くすることは冷え性や肩こり、腰痛予防にも効果があると言えます。

新陳代謝アップで老廃物排除

上記のように、日本酒とお風呂は体温を上げるのにもっとも効果的な二つなのですが、体温が上がって血液がうまく循環されると、新陳代謝が上がり汗がでます。お風呂に入って汗を流すことは老廃物の排除にもつながり、ダイエット効果にもつながります。老廃物の排除、昨今ではデトックスとも言われていますが、体に溜まった不要な脂質などの毒素を吐き出すことでさらに代謝を上げ、効果的なダイエットに結び付けることも可能です。

お肌の保温、保湿効果

冷え性や肩こりなどは特に女性に多い体の悩みだと思いますが、乾燥肌もその一つだと思います。特に冬場は肌がカサついてかゆい、痛いなどの声も聞かれます。日本酒風呂にはそんな悩みを解消することができる、お肌の保温保湿効果も期待できます。日本酒を使った化粧品を使っていらっしゃる方も多いと思いますが、日本酒はスキンケアの成分としてとても効果的とされている、アミノ酸、フルーツ酸、フェルラ酸などが入っているからなのです。

アミノ酸が肌にいい理由としては、

  • 人間の身体を構成しているタンパク質の主成分だから
  • 水に溶けやすく、肌を柔らかくするから
  • 分子が小さく、肌の奥まで浸透しやすいから

また、フルーツ酸が肌にいい理由としては、

  • 自然由来の酸で肌に優しいから
  • 古くなった角質を取り除く効果があるから
  • 毛穴に溜まった汚れを取り除いてくれるから

そして、フェルラ酸が肌にいい理由としては、

  • 肌細胞の活性化を促進(アンチエイジング)するから
  • 肌を紫外線から守るから

というのが挙げられます。これらの成分の効果が相乗しあってお肌を保温、保湿します。このような日本酒成分が入った化粧水も売られていますが、顔や手などにしか塗ることができません。しかし、日本酒風呂ならその成分を体全体で浴び、塗りこむことができるのです。

美白、美肌、アトピー改善

上記したものと同じ理由で、日本酒は美白や美肌、またアトピーなどの肌の病気にも効果的です。シミのもとになるメラニン色素の働きを抑制するαエチルグルコシドという成分も入っているため、お肌のシミが気になる人にもおすすめです。

老化予防、アンチエイジング

肌細胞の活性化を促進するフェルラ酸については上記項目の美肌効果、保湿効果にも関連しているのですが、このフェルラ酸はいわゆる抗酸化物質といわれるものになります。この抗酸化物質というものを簡単に説明しますと、例えば、鉄は空気や雨に触れ続けると酸化し錆びてしまいますが、同様に人間も酸化物質を摂取すると身体の細胞が古くなってしまいます。この酸化物質は、食品添加物、防腐剤など、あらゆるものに含まれており、それらの食品を食すことにより酸化物が体内に溜まっていきます。この老化の原因を還元(分解)するのが抗酸化物質です。

簡単に言えば細胞を老化させる体に悪いものを取り除くという効果が日本酒にはあります。これは体内でも体外でも同様で、排気ガスや大気汚染などを常に浴びている私たちの身体は多かれ少なかれ酸化物質に触れています。そのため、日本酒風呂に入ることによって老化物質を取り除き、アンチエイジングを行うことができます。

日本酒風呂の作り方、入り方

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日本酒風呂の効果がわかったところで、実際に入る際の日本酒風呂の作り方、入り方についてみていきましょう。

  • お風呂を沸かす
    市販の温泉の元を入れるときと同じく、お風呂はいつも入っている温度、湯量で沸かせばオッケーです。ただし、上記したように日本酒風呂は体を温める効果がありますので、あまり水温を上げすぎると早くのぼせてしまうこともあります。いつもより1度2度温度を下げてもいいかもしれません。
  • 日本酒を入れる:4合瓶720ml程度

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お湯が沸いたら日本酒を注ぎます。注ぐ量の目安としては大体4合瓶720ml程度、一般的なコップが一杯およそ200mlなので3杯分がいいところですね。このように、日本酒風呂をするときには相当量の日本酒を使いますので、高級酒は避け、安い普通酒や古くなって飲めなくなったものなどを使用するのが効率的だといえます。写真では左右の大きな瓶が一升瓶、間の小さい瓶が4合瓶となっていますのでこちらを参考にしてみてください。また、日本酒を入れた後のお湯は通常のお風呂よりも柔らかいお湯になっていると思いますので、かき混ぜながらまずは手でその触感を楽しんでみましょう。

  • 入る前に体を洗う!
    通常、お風呂に入る際には先に体を洗う人、先に湯船に浸かる人、入り方は様々だと思いますが、日本酒風呂をする際には、湯船に入る前に体を洗うことをお勧めします。日本酒風呂は洗浄力が高いため、体についた汚れが湯船の中に染み出すことが予想されます。一人だけで入るのであればいいのですが、家族で共有する場合などは汚れが浮きやすいので、必ず先に体を洗うようにしましょう。
  • 上がる前にシャワーで流す必要なない!
    日本酒風呂にゆっくりと浸かった後はシャワーで体を流す必要はありませんので、そのまま上がって体を拭けばオッケー。日本酒風呂にしたからといっていつものお風呂より気を使って入る必要はありません。
  • 日本酒がない場合には、酒粕でも代用できます!
    現在、体にいい健康食品として注目を集めている酒粕ですが、日本酒の搾りかすであるため、酒粕でも日本酒と同様の効果を得ることができます。酒粕が湯船に広がらないように、布でできた袋やタオル等に包んで、揉みほぐしながら少しずつ溶かしていきます。酒粕は安いもので1キロ500円からあり、お風呂に入れる量としては300g程度で十分なので、日本酒を買うよりも経済的です。

日本酒風呂に入る際の注意点

最後に日本酒風呂に入る際、入った後の注意点についてまとめたいと思います。安全に・快適に日本酒風呂を楽しむために、以下のことに気をつけましょう。

  • 持病がある方は要注意
    日本酒風呂は、アトピーや敏感肌など、またリューマチや糖尿病、その他持病を持っているかたには刺激が強い場合があります。病状が悪化する恐れもありますので、強い刺激を感じた場合はすぐに使用を控えましょう。
  • 小さな子供は控えましょう
    日本酒は言わずもがなアルコール飲料ですので、飲まないにしろ小さな子供を日本酒風呂に入れるのは控えましょう。
  • 血行がいい人はかゆみがでる恐れも
    上記したように、日本酒風呂に入ると血行がよくなりますが、よくなりすぎると体にかゆみが出てきます。長風呂をしない、クリームを塗るなどの処置を行い、症状が引かない場合は日本酒風呂の利用を控えましょう

以上、日本酒風呂の効果、入り方、注意点についてのまとめでした。昨今では「美人酒風呂 日本酒の香り」「液体入浴剤 大吟醸 酒風呂」「長命泉 成田の酒風呂」など、日本酒風呂用の日本酒も販売されており、ますます人気が高まっていくだろうと予想されている日本酒風呂。飲まなくなった日本酒、余ったもの、貰い物のリサイクルとして、また健康・美肌のためにあなたもはじめてみませんか。


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