飲まずに日本酒の中身を知る方法!ラベルを知れば日本酒のすべてがわかる!

飲まずに日本酒の中身を知る方法!ラベルを知れば日本酒のすべてがわかる!


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みなさんは日本酒を選ぶとき、何を基準に選んでいますか?既に飲んだことのある日本酒ならともかく、全く飲んだことのない日本酒となれば味の想像が全くつきませんね。商品を購入するひとつの基準に価格というのもありますが、それもやはり中身の味がわかるわけではありません。 いや、極論を言えばやはり飲んでみないことには中に入っている日本酒がどんな味か、自分の好みかどうかは絶対にわかりっこありません。

とは言っても、試飲ができる酒屋さんというのもそう多くはありませんよね。 では、どうやって日本酒の中身を、その味を確認すればいいのでしょうか。それが日本酒顔とも言えるラベルです。ラベルには製造年数や製造場所、原料などが書いてありますが、それ以外に日本酒の味について記載されている場所もあるのです。つまり日本酒を知りたければ、まずはラベルについて学べ!ということです。

ということで、今回は日本酒のラベルの見方について、また日本酒ラベルのデザイン、保存方法など、日本酒ラベルをいろんな角度から見ていくことにしましょう。

ラベルから読み解く、日本酒の中身

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ラベルをみれば日本酒の中身がわかるというのはどういうことか、そう思われる方もいらっしゃると思いますが、大半の日本酒はラベルからその味を想像することができます。ということで、まずは日本酒の中身を読み解くためのラベルの見方、そのポイントについてみていきましょう。

その1:精米歩合を見るべし!

まず初めに、日本酒の味を大きく変える要因となっている「精米歩合」から確認していきましょう。精米歩合については「味の違いはここを見れば分かる?日本酒の種類を見分ける方法とは?」でも詳しく書いていますが、お米の削り具合のことになります。 お米は中心部に甘いでんぷん質を外側に雑味の多いタンパク質を持つという性質を持っています。そのため、お米は削れば削るほど甘味が増し、かつ、雑味が消えます。

つまり、高い割合でお米を削った日本酒のほうが、品質が高くなるのです。 また、この精米歩合によって日本酒のランク「特定呼称」が決まってくるのですが、以下、精米歩合と特定呼称、ならびに味、風味の変化についてまとめてみました。

日本酒の種類 精米歩合 値段 香り
本醸造 70%以上 安い 淡い
吟醸 60%以上  ↓
大吟醸 50%以上 高い 濃い

一つややこしいのが、精米歩合が高い≠パーセンテージが高いということです。これはむしろ逆で、精米歩合(お米を削る割合)が高いということは、それだけ残ったお米が少ないということですが、精米歩合40%というのは40%削ったのではなく、残ったお米が最初の米粒の40%であるということです。

同じように精米歩合80%はお米を20%削って80%残っている状態ということ、こう考えてみると精米歩合80%と精米歩合40%どちらの方が美味しいかはわかりますよね。また、一粒一粒削る手間、そして一粒が小さくなればそれだけ大量の米を使わなければならないという理由により、精米歩合が高い方が日本酒の値段は高くなりがちです。

一般的に醸造より大吟醸の方が高いのはこういう理由あります。

その2:「日本酒度」と「酸度」を見るべし!

日本酒のラベルには精米歩合の他に、日本酒度、酸度という項目が必ずあります。これは一体何を表しているのかというと、日本酒度は甘いか辛いか、そして酸度は淡麗か濃厚かという数値を表したものになるのです。 日本酒度に関しては、下の図のようになります。

大甘口 甘口 やや甘口 普通 やや辛口 辛口 大辛口
-6.0以上 -3.5~-5.9 -1.5~-3.4 -1.4~+1.4 +1.5~+3.4 +3.5~+5.9 +6.0以上

日本酒度が高ければ高いほど辛口になり、低ければ低いほど甘口になります。日本酒は1980年代に辛口ブームが起こった影響で、みなさんの中でも、辛口の方が美味い、日本酒といえば辛口だ、という印象が強いと思います。そこで、日本酒度の覚え方として日本酒度が高い=より日本酒らしい=辛口、と覚えるのがいいんじゃないでしょうか。もちろん最近では甘くて美味い日本酒も一般的になっていますので、より日本酒らしい日本酒が辛口だとは限りませんが日本酒度の覚え方として参考にしてみてください。

また、酸度については、およそ0.4から2.8程度の間で推移し、日本酒度0の場合、およそ1.6から1.8の間で風味が変わり、1.6以下が淡麗(キレがよく軽い)、1.8以上が濃厚(味わい深くまろやか)となります。この数値は日本酒度がプラスになればなるほど上がって行き(日本酒度10の場合、1.8以下で淡麗、2.0以上で濃厚のように)、マイナスになればなるほど下がっていきます。 日本酒度については、この記事で詳しく触れていますので、こちらもご参照ください。 「ここだけ見れば飲みやすい日本酒かどうかわかる!?日本酒の選び方!」

その3:製造年月で「新酒」か「古酒」かを見るべし!

日本酒には賞味期限がありませんので、賞味期限に関する記載はありませんが、その代わりん必ず製造年月が記載されてあります。これはBY(Brewing=醸造、 Year=年)という表示の場合もありますが、この表示を見ることによって、そのお酒が新酒であるか、古酒であるかがわかります。

一般的に日本酒における新酒というのは、酒造年度内に造られたお酒であるかどうかによって変わってきます。この酒造年度は、私たちが一般的に使っている年度という言葉が4月1日から3月31日であるのに対し、7月1日から6月30日までのことをいいます。 日本酒は普通10月頃より仕込みが開始され、翌年の2月、3月頃に完成します。つまり、この完成した2,3月から6月30日までに出荷され販売されているお酒のみ新酒ということができるのです。

新酒は味わい、香り共にみずみずしく、フレッシュさを感じることができる一方、新酒ならではの荒々しさを感じることもあります。その点、古酒はどっしりと安定した風味を楽しむことができる一方、新鮮さという点に関してはやはり新酒には劣るでしょう。

新酒については
新酒にはこんな定義があった?BYに隠された意味を知れば日本酒がもっとおいしくなる!」、

古酒については
古酒と新酒はどちらが美味い?日本酒は置いておけば古酒になるは間違い?

に詳しくまとめていますので、こちらもチェックしてみてください。

ラベルを上手に収集する方法!

日本酒には個性的なものからデザインに優れたおしゃれなものまで、様々なラベルがあります。日本酒をより楽しむために、ラベルを収集するというのはひとつの楽しみかただと思いますが、何も考えずに剥いでしまうとビリビリ…せっかくのラベルが台無しになってしまうこともあります。 ということで、日本酒のラベルを上手に剥がす方法を見ていきましょう。

お湯につける

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大抵の日本酒ラベルはお湯につけておくと、糊が剥がれて勝手に浮いてきます。短時間ですぐに剥がそうとするのではなく、長時間、特にはがれにくいものなどは1,2日つけておく覚悟で湯煎してみましょう。

カッターで剥いでみる

十中八九、お湯につけておけばラベルは勝手に剥がれますが、それでも剥がれないときは、カッターなどの鋭利なもので四隅を剥いでいきましょう。糊が固まってしまっているため、その塊をゆっくりゆっくり剥いでいきましょう。

シール剥がしという便利グッズを使ってみる

ホームセンターや文具店などに売っているシール剥がしスプレーを使用してみるのもひとつの方法です。シール剥がしスプレーは、糊を剥がす溶剤が主な原料となっているため、お湯で取れなかった糊も溶かすことができるでしょう。お湯やカッターのようにお家にあるようなものではないので、探す手間と商品代はかかってしまいますが、確実な方法かもしれません。

以上日本酒のラベルの見方、ラベルの剥がし方についてでした。日本酒の優れたラベルデザインについては、「誕生日やクリスマスの贈り物。プレゼントに迷ったら日本酒がおすすめ?」でも触れていますので、こちらもご参照ください。


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