いつでも美味しく飲むための正しい日本酒の保存方法!これだけは守ってほしいポイント3選。

いつでも美味しく飲むための正しい日本酒の保存方法!これだけは守ってほしいポイント3選。


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ビールはキンキンに冷やしたものが美味しい。カクテルやチューハイ、ハイボールなんかもそうですね。一般的にアルコール飲料は冷やして飲むと美味しいものがほとんどですが、これはアルコール飲料そのものが持つ最適温度の幅によります。

では、日本酒はどうか。常温でもおいしい、冷やしてもおいしい、そして熱燗にしてもおいしい……、そう日本酒は飲むときの最適温度の幅が最も広いお酒の一つなのです。詳しくは『作り方で劇的に変わる!美味しい日本酒を熱燗で飲む方法!』で確認いただきたいのですが、ではこのように最適温度幅の広い日本酒はいったいどのように保存すればいいのでしょうか?

熱燗で飲むのに冷蔵庫で冷やすのはおかしい
常温で保存すればいいは正しい
そもそも日本酒の賞味期限ってどれくらい

……と、日本酒の保存方法についてはいろいろな疑問をお持ちの方が多くいらっしゃると思います。 ということで、ここでは上記の疑問に答えるべく、日本酒の正しい保存方法についてみていきたいと思います。

日本酒は10年後も飲める?

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日本酒ってそもそも賞味期限どれくらいなの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。ということでまずはラベルを隅から隅まで確認してみましょう。アルコール分、精米歩合、日本酒度……。どこを探しても賞味期限については書いてありませんよね。

すでに知っている方も多いと思いますが、日本酒には賞味期限というものが存在しません。これは、日本酒を販売する際に賞味期限を表示しなければならないという決まりがないからです。では、賞味期限の表示がないからいつまででも飲めるのか?極論10年後、100年後でも飲むことができるのでしょうか?

多くの日本酒製造メーカー、酒蔵ではおよそ1年以内を目途にお飲みいただき、できるだけ早く飲んでほしいという回答を出しているようですが、これはもっともおいしい状態で飲んでいただきたいという酒造側の配慮でもあり、菌が入りにくい方法で保管すれば10年、20年ものでも飲んで体を壊すということはなさそうです。

とは言いつつ、美味しいままで飲めるのは一年程度であり、お盆や正月など一年に数回しか飲まない人にとって、せっかく高い酒を買ったのに一年で捨てるのはもったいないと思うのもうなずけるところです。ということで、日本酒の寿命を少しでも伸ばすために正しい保存方法を学んでいきましょう!

日本酒の正しい保存方法その1:直射日光は日本酒の最大の敵

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多くの飲食物の最大の敵ともいえる直射日光。飲食物は基本的に直射日光の当たらないところで保存してくださいとの但し書きが書いてありますが、日本酒も同様、直射日光の当たる場所で保存するとすぐに傷み美味しくなくなってしまいます。 では、なぜ直射日光に当てるとおいしくなくなるのか。

これは光によって日本酒に含まれているビタミンや有機酸などが分解されて味や香りが変化することが原因となっています。この劣化した日本酒の香りを「びん香」と呼びますが、このびん香が漂い始めたら最後、その日本酒は飲むのに適さないほど味が劣化してしまいます。

では、直射日光の当たらないところに保管すればいいのか!というとそうでもありません。日本酒は光にものすごく敏感であるため、太陽の光のように強い光でなくても蛍光灯や室内の微量な光でも成分が変化してしまう恐れがあります。 特に透明の瓶は注意が必要です。

透明の瓶は色が付いている瓶よりも紫外線を通しやすく、この紫外線が酒の劣化を進める原因になっているのです。もちろん酒造側もこのことを重々承知しているので、透明の瓶で日本酒を売っているメーカーは少ないと思いますが、もしこのような透明な瓶で売られている日本酒を購入した場合は、化粧箱に入れる、もしくは新聞紙などで包んで光を遮断するようにしましょう。

日本酒の正しい保存方法その2:低い温度を一定に保つのがミソ!

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では、暗所は暗所でも冷暗所、つまり冷蔵庫で保存するのはどうなのでしょうか。結論から申し上げると、冷蔵保存はオッケー、いやむしろぜひ冷蔵庫で保存してください、というのが本音のところです。 これも多くの飲食物に共通するところですが、飲食物は暑さに弱く常温以上(15度以上) で保存すると劣化が進み、味や色、香りに変化が出始めます。さらに言えば、温度は一定を保つことが重要となりますので、家の中にある冷暗所でも一年を通して温度変化が激しい場所であればお勧めしません。

また、日本酒には「火入れ」と「生酒」の二つがありますが、火入れと書かれている日本酒はビン詰めされる前に60度のお湯で熱殺菌をし、ある程度の菌を殺してしまいますのでキッチン棚や収納スぺースでの保管でも大丈夫ですが、生酒はその殺菌をしていないため、冷蔵庫での保管が必須事項となります。

日本酒の正しい保存方法その3:できるだけ空気に触れさせない!

日本酒の保存方法としては冷蔵保存、特に冷蔵庫を開けた時などに光を浴びることも多いので新聞紙などを巻いておくと完璧なんですが、このときに気を付けたいのが瓶を横にしないということです。瓶を横に倒すと瓶の中で日本酒が空気に触れる面積が大きくなり、空気に触れたところから劣化していくことになります。

しかしながら、大きな冷蔵庫を持っているご家庭ならばいざしらず、一升瓶を縦にして保存できる冷蔵庫はそう多くはないと思います。ということで、まず第一には飲みきれないほどの量であるならば一升瓶は避け、720mlの4合瓶を購入するようにしましょう。

ただし、4合瓶にくらべて一升瓶の方が単価が安く、大量買いしたほうがお得ということもありますので、その際は小さな瓶に詰め替えるなどの方法をとるといいでしょう。

 

ということで、日本酒の保存方法についてみていきました。一般的に普通酒や醸造酒などのような日常飲みに適したお酒、また純米酒は常温や熱燗で飲むことも多いので、常温暗所で保存し、吟醸酒などの高くて上質な酒、また生酒などの傷みやすい日本酒は冷蔵保存するようにしましょう。


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