秋田の日本酒が美味いわけがわかった!秋田の日本酒を飲むならコレ!

秋田の日本酒が美味いわけがわかった!秋田の日本酒を飲むならコレ!


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秋田と言えばきりたんぽ、なまはげ、あきたこまち…、と、秋田に関しては聞きかじった情報しか知らず、もちろん行ったこともない私ですが、唯一、秋田についてご紹介できることがあります。それが日本酒です。秋田のことは知らなくても、秋田に行ったことがなくても、秋田が生んだ美味しい日本酒は幾度となく飲んだことがあります。味わったことがあります。

ということで、今回は新潟、山形に続き、東北の美味い酒処、秋田の日本酒についてご紹介していきたいと思います。

画像参照元:東北タイムズ

米がうまい=酒がうまい

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このサイトにも度々書いてきましたが、日本酒と言えばやっぱりお米。お米に始まりお米に終わる、それが日本酒であり、お米の良し悪しで日本酒の味わい、風味はいかようにも変わってきます。秋田といえばあきたこまちという全国規模でトップクラスのお米を作っている地域であり、考えてみればきりたんぽもお米が原料となっています。こんなに美味しいお米が収穫できる秋田ではどんな酒米が使われているのでしょうか?

秋田酒こまち

秋田といえばあきたこまち。しかしながら、食用の米は粒が小さく、お米を削って(精米して)使う日本酒造りにおいては食用米をそのまま使うことはできません。そこで1992年に秋田県が造ったオリジナルの酒造好適米が秋田酒こまちです。もともとは秋田酒77号という名前で作られていましたが、現在は誰もが知っているあきたこまちという名前を使って秋田酒こまちという名称に変わっています。酒米の王様である山田錦、その美味しさは心白と呼ばれるでんぷん質の割合が高いことにあり、またそれが酒造りに適していることから人気を博していますが、この秋田酒こまちも心白が山田錦程度と割合が高いことが特徴です。酒母に溶けやすいという性質から秋田酒こまちで造った日本酒は、濃厚で深い味わいが楽しめ、それでいて日本酒に雑味を与えるタンパク質の含有量が少ないために、コクがありつつもすっきりとした日本酒に仕上がります。

美山錦

長野県で生まれ、気温の低い東北地方において盛んに栽培されているのが酒造好適米5本の指に入るほどの人気のある酒米「美山錦」です。雪解け水のようにすっきりと澄んで軽快な口当たり、飲み口が特徴ですが、吟醸や大吟醸などの質の高い日本酒を造るのには不向きであるため、精米歩合の低い本醸造や普通酒などに使われることが多くなっています。

吟の精

上記のように秋田では美山錦が秋田の酒造好適米として推奨されていましたが、吟醸、大吟醸などの高級酒にはあまり向いていなかったために、秋田でもオリジナルで吟醸用の酒造好適米を作ろうとなりました。そこで生まれたのがこちらの吟の精です。秋田酒こまちとは逆で、心白の割合が少なく、雑味を加えてしまうタンパク質が多めという特徴がありますが、逆に精米歩合を50%以上と高めてタンパク質を完全に取り除いてしまえば、美味しさは美山錦や秋田酒こまちよりも高いとも言われています。また、お米が割れにくいため無駄がでないこと、処理がしやすいという特徴からも酒造に人気のある酒米となっています。

美郷錦

酒造好適米のルーツをたどると、美味しくて人気のある酒造好適米同士をかけ合わせて作ったもの、また山田錦や五百万石などを祖先に、また孫に持つものなどが多々あります。こちらの美郷錦もその一つで、酒米の王様である山田錦と秋田で盛んに栽培されている美山錦をかけ合わせて作られました。酒造りに適した粒の大きいお米で、心白がしっかりと表面まで透け出てくるため非常に使いやすく、そのため米の旨み、甘味を取り出しやすいという特徴があります。山田錦のようにフルーティーな香り、それでいて深み、重みのある力強い日本酒が生まれます。

秋の精

美郷錦と同じく、美山錦を交配して造った秋の精。1986年に誕生し、2000年に登録された比較的新しいお米ですが、秋田の代表的な酒米の一つとして地元の方から親しまれています。辛口の日本酒に多く使われています。

 

現在、酒米に関しては土地の物を使わずに、最上級と言われている兵庫県の山田錦や新潟の五百万石などを仕入れて使用している酒蔵もたくさんあります。これからご紹介する秋田の日本酒の中にも、同じように県外の酒米を使って造っている日本酒もたくさんあります。しかしながら、おいしいお米が育つことお米が育ちやすい環境にあることは、秋田県の日本酒が美味いことにつながっており、それでいて同じような環境下にある新潟山形の日本酒との味の違いがある、ということについても楽しんでいただければと思います。また、その他の酒造好適米については『日本酒ツウはここを見ている!あなた好みの日本酒がわかる酒造好適米の違いとは!?』でもご紹介していますので、こちらもご参照ください。

おすすめ!秋田の日本酒はこれが美味い!

 

秋田を含め、東北の日本酒は本当に美味しい。とは言いつつも、種類がありすぎてどれを飲めばいいのかわからない…という人も多いと思いますので、ここからは秋田で生まれた秋田の日本酒、その中からおすすめのものをピックアップし紹介していきます。私もまだ秋田の酒、すべてを飲んだことがあるわけではないので、現状でのおすすめとなっております。都道府県別のおすすめ日本酒については新しいお酒を見つけ次第、随時更新していきますので楽しみにしていてください。

ということで、秋田のおすすめの日本酒です。

新政

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これが日本酒?ついプレゼントしたくなるオシャレな日本酒「新政」!その飲みごたえとは?」でもご紹介しましたが、秋田で育ったお米しか使わない!というこだわりの日本酒造りをしているのが新政酒造株式会社です。上記リンクのタイトルにも書いているように、おいしいだけでなくオシャレで、「これ本当に日本酒?」と疑ってしまうほど、洗練されたデザインも人気の秘訣となっています。

新政には火入れした日本酒を扱う「Colors」、新政定番の変わらない旨さを誇る「No.6」、そして現状に甘んじることなく新しい挑戦、チャレンジをするための「PRIVATE LAB」という3つのブランドを持っています。

Colorsには、酒米「亀の尾」を使用した最高級品「水墨-Ash-、秋田で最初に作られた酒米「改良信交」で造られた伸びのある日本酒「秋櫻 2015 -Cosmos-」、美山錦をふんだんに使用し、どんな料理にも合う日本酒「瑠璃 -Lapis Lazuli-」、秋田酒こまちを使用して造った新政のスタンダード「生成 -Ecru-」などの商品があり、No.6はXcellentな「X-taype」、Superior(上位の)な「Sタイプ」、そしてRegularの「Rタイプ」に分かれています。ちなみに上記の画像は左から、瑠璃、生成、Rタイプ、Xタイプ、Sタイプ、ヒノトリとなっています。どれもおしゃれなラベルでざいんですよね!

画像参照元:日本酒BAR 酒母

雪の茅舎

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シンシンと舞い降り、辺り一面を白銀世界へと変える雪。その澄み切った白、切なくも深い趣のある世界観をそのまま落とし込んだような日本酒、それが雪の茅舎です。何かを足せば美味しくなる、何かを加えることによって深みを出す、こだわりにこだわりを重ねた製法で造る…、日本酒も例外ではなく、商品というのはいろんなものをプラスしていくことでオリジナリティであったり、ほかに類を見ない旨さというのが生まれていきます。しかしながら雪の茅舎のこだわりは全く逆で、いらないものを徹底的にそぎ落とす日本酒本来の旨みを阻害してしまうような無駄なものは一切添加しないというこだわりが美味しい酒を育てています。

たとえば、無濾過。一般的な日本酒では雑味や色を抜くために炭素濾過を行いますが、雪の茅舎では一切濾過を行いません。しかもある銘柄だけではなく、すべての日本酒を無濾過で造るという徹底ぶり。そして割水をしない=原酒である、これもまたすべての日本酒でそういえます。

酒本来の旨み、本物の日本酒ってこんな味なんだ!という驚きを味わいたい方は雪の茅舎最上級品「雪の茅舎 純米大吟醸」なんかは超おすすめ!しかも720mlだと3,000円代と格安、このクオリティでこの値段でいいの?という驚きもあります。この値段でこのクオリティ!?といえば「雪の茅舎 大吟醸」もそう。すっきりと軽快な飲み口であるにも関わらず味に厚みがあるという不思議な感覚が味わえます。

また、私の個人的なおすすめは「雪の茅舎 純米吟醸秘伝山廃」です。山廃ならではの熟成感、それでいてやっぱり雪の茅舎らしいすっきりと澄み切った味わいが癖になります。画像を見てわかるように雪の茅舎めちゃくちゃ澄み切ってますよね

画像参照元:はし本商店 Blog

白瀑・山本

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秋田で作った米、というよりももはや自社で作った米、しかも無農薬有機栽培で栽培したお米を使うというこだわりを持った酒造「山本合名会社」の白瀑。こちらも秋田の日本酒を語る上では欠かせないでしょう。平成17年に杜氏に酒造りを任せるというやり方を廃止し、社長自ら日本酒を造り始めると、平成20年には本醸造・大吟醸に添加していた醸造アルコールを廃止、すべてを純米酒として製造するなど、こだわりが強く、そして本当においしい日本酒を求めるためのチャレンジを欠かさないバイタリティあふれる日本酒が飲めます。

山本は前述のように杜氏制を廃止した際に作ったセカンドブランドで、社長自らの名前がブランド名となっています。「純米吟醸 潤黒-ピュアブラック-」「白瀑 純米大吟醸 青ラベル」などハイクオリティなのにお求めやすい価格になっているものをはじめ、「どくろ」や「どPink」、「白瀑 ブルーハワイ」のように日本酒は無色透明でなければいけない!という概念を打ちこわす、色つき日本酒という珍しいお酒を出しているのも山本のいいところです。

画像参照元:おうまのケイコ

 以上、秋田の美味い日本酒についてでした。このページは美味い酒を見つけ次第順次更新していきますので、おすすめの秋田日本酒があれば情報をいただけるとありがたいです。ちなみに、「天の戸」「高清水」「一白水成」などは飲みたいなと考えていますので、みさなんのおすすめも教えてください!


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