大吟醸のすべて!美味しい日本酒を見分けるためには知識も必要!

大吟醸のすべて!美味しい日本酒を見分けるためには知識も必要!


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「よし!今日はツウぶって日本酒を飲んでみよう!」と息巻いて日本酒を飲んでみようと思うと「大吟醸」「吟醸」「純米吟醸」「ひやおろし」「生酒」…いろいろありすぎて何がなんだかわからない…やめよ……、となってしまうのが日本酒の悲しいところです。私もかつてはビール派で日本酒なんてよくわからんし、なぜか日本酒を頼んだだけで「うわー、めっちゃツウぶってんじゃんw」みたいに茶化されるから、なかなか日本酒を飲む機会がありませんでした。

でも考えてみれば、それだけいろんな名称があるということは、その数だけ造り方やこだわりがあり、例えば「大吟醸であり生酒の日本酒」と「大吟醸であり生詰の日本酒」は全く違う日本酒であると考えれば、日本酒ってめちゃくちゃ奥深い飲み物なんじゃないか!?そう気がついてから、なんだか異常に日本酒のことが知りたくなり、今に至るわけです。

みなさんにも日本酒の素晴らしさ、美味しさ、奥深さを知ってもらいたい、そして私自身もっと美味しい日本酒を飲みたい!という思いでこのブログを続けているのですが、もっと日本酒の基本についてまとめておかなければ!という思いから、今回は「大吟醸」についてまとめることにしました。

日本酒を飲んでいると「大吟醸ってどんな酒?」「大吟醸ってどうして美味しいの?」「大吟醸って高くない?」「おすすめの大吟醸を教えて!」などの質問を受けることがあるので、このような疑問についてわかりやすくまとめていきたいと思います。日本酒初心者の方、これから日本酒という大海原に足を踏み入れようと思っている方はぜひチェックしてみてください!

画像参照元:和酒を楽しむ店「酔」

大吟醸とは日本酒のランクのことである!

まず、大吟醸ってそもそもどういう酒のことを言うの?という疑問に答えていきたいと思います。簡単に言うと日本酒にはビールやワインなどと違って、日本酒の中でのランク付けがあります。ランクが高いものから

  • 大吟醸」→「吟醸」→「本醸造」→「普通酒(名称なし)

となっており、大吟醸とは日本酒の中で最も美味しく、高級な酒と言えるのです。では、どのような酒が高級で、どうすれば大吟醸という称号をもらうことができるのでしょうか?これは「味の違いはここを見れば分かる?日本酒の種類を見分ける方法とは?」にも詳しくまとめていますが、一つは精米歩合の割合によって決まります。

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日本酒の原料は何を隠そうお米なんですが、お米は上の写真のようにタンパク質とでんぷん質からできています。タンパク質は日本酒に雑味を、でんぷん質は日本酒に甘味を与えるので、タンパク質をできるだけ排除し、中にあるでんぷん質だけを取り出すことによって日本酒は美味しくなります。このお米を削る割合のことを精米歩合というのですが、お米を削るということはそんなに簡単なことではなく、お米10俵を50%削るのにおよそ50時間程度かかると言われています。また、削れば削るほど一粒が小さくなるので、たくさんのお米を使用する必要が出てくるのでコストも馬鹿になりません。そのため、蔵の中には大吟醸は新酒鑑評会などの大会に出展する用に造っているところもあります。

精米歩合によるランクの違いは、

  • 大吟醸50%以下
  • 吟醸 =60%以下
  • 本醸造70%以下

つまり、一粒のお米を半分以下になるまで削り、お米の一番美味しい部分だけを使ったのが大吟醸であり、このような時間とコストがかかるために大吟醸は他の日本酒よりもお値段も高めなのです。また、精米歩合だけでなく、吟醸という名前が付くためには発酵の過程において「低温でゆっくりと時間をかけている」という条件が付きます。吟醸酒特有の吟醸香、あの芳醇でフルーティーな香りはこの吟醸ならではの製法が決め手となっているんですね。そのため、精米歩合が60%以下でも、低音でゆっくりと時間をかけて発酵していないものは「吟醸酒」を名乗ることはできず、特別本醸造という名称になります。

「純米」か「そうでない」かはランクとは関係ない!

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日本酒の特定呼称には、大吟醸や吟醸だけでなく、「純米」と付くものもありますよね。「大吟醸と純米大吟醸」、「吟醸と純米吟醸」のように、純米が付くか付かないかで日本酒の味は全く別のものになります。みなさんは大吟醸と純米大吟醸、どちらを飲みたいと思いますか?おそらく多くの人は「純米ってついてるから純米大吟醸の方がおいしいんだろう」と考えると思います。わたしもかつてはそうでした。しかしながら、純米が付くかどうかは日本酒のランク的にはまったく変わらず、大吟醸=純米大吟醸と言えます。

では、何が違うのか。この違いは

  • 純米がつく  米麹のみを原料としている。
  • 純米がつかない米麹醸造アルコールが入っている。

という違いがあります。醸造アルコールは一般的に焼酎が使われますが、「出来上がった日本酒のアルコール度数を変えたい」「風味を付け加えたい」「香りを変えたい」というときに添加されます。醸造アルコールにどのようなものを使うか、どれくらい使うか、どのような使い方をするのかによって、その蔵の個性やこだわりがでるので、純米が付いていないからと言ってこだわりがないとか、ランクが低いというわけではありません。

逆に純米とつく日本酒は醸造アルコールを使用していないので、お米の純粋な味、香りが楽しめるで、これはこれでまた日本酒らしさを味わうことができます。蔵のこだわりとして純米酒しか造らないところ、純米酒も造れば醸造アルコールも上手に使うという蔵もありますので、その蔵がどのようなこだわりを持っているのかを知るために、純米酒とそうでない日本酒の割合等を調べるというのも一つですね!

以上の点から、大吟醸を米、水、米麹のみで造ると「純米大吟醸」、吟醸を米、水、米麹のみで造ると「純米吟醸」、そして本醸造を米、水、米麹のみで造ると「純米本醸造」…とは言わずに、この場合においては「特別純米酒」という名前になります。

以上をまとめると次のような表になります。

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おすすめの大吟醸、純米大吟醸!

さて、日本酒の基礎「大吟醸」について見てきましたが、みなさん、大吟醸が飲みたくなってきたでしょ?居酒屋に行ったら迷わず「大吟醸を!」と言いたくなってるでしょ?でも、大吟醸の中でもどの蔵の大吟醸が美味しいのか、日本全国1500以上ある酒造の中から本当に美味しい大吟醸をどうやってみつければいいのでしょうか?ということで、ここではおすすめの大吟醸、また純米大吟醸についてまとめていきたいと思います。

大吟醸は他のランクの酒に比べて少々お値段も張りますし、日常飲み用の酒というわけでもありません。一般的にはちょっと贅沢したいときや飲み会、パーティに誘われたとき、また主催するとき、それからプレゼント用、頑張った自分へのご褒美など、特別なときに飲むのが大吟醸なのですが(私とは正反対のお財布に余裕がある人は日常飲みにもしていただけますが)、それと同時に「これから日本酒を飲み始める人」にはちょっと贅沢してもぜひ一番美味しい日本酒を飲んでいただきたいのです。

私もかつて最初に飲んだ日本酒が美味しくなくて、それ以来日本酒を飲むことを長年避けてしまっていました。日本酒に関しては同じ体験をしている人がたくさんいるようなので、ぜひこれから日本酒を飲んでみたいと思っている方は、大吟醸をお楽しみください!

獺祭 純米大吟醸

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大吟醸と言えばほかの日本酒より精米歩合が高いという特徴がありますが、大吟醸の中でも特に精米歩合が高いのが獺祭です。「純米大吟醸 磨き 二割三分」は全日本酒の中でもトップクラスに精米歩合が高い日本酒で、しかも使用している酒米が酒米の中でもトップクラスの品質を誇る「兵庫県産特A地区の山田錦」を使用している、正真正銘トップクラスの純米大吟醸となっています。山田錦特有の米のフルーティさ、まるで果実のような香りがダイレクトに楽しむことができます。

精米歩合によってどのような味の変化があるのかを実感することのできる「純米大吟醸 飲み比べ3本セット」なんかもおすすめです。飲み比べをするって贅沢なのでやってみたいと思ってもなかなかすることのできない体験なので、このような180mlの小瓶でちょっとずつ飲むことができるセットはお得です。獺祭では、「純米大吟醸 磨き三割九分」「純米大吟醸 50」のように3種類の精米歩合を楽しむことができます。

また、純米大吟醸のさらなる高みを目指したい!という方は獺祭の最高峰日本酒「純米大吟醸 磨き その先へ」をご賞味あれ!

獺祭については「本当の獺祭をあなたはまだ知らない!日本酒好きなら知っておきたい獺祭のすべて!」でも詳しくご紹介していますので、気になった方はこちらもあわせてどうぞ。

画像参照元:佐野屋

黒龍 大吟醸

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かつて日本酒には大吟醸、吟醸のような区分はありませんでした。まだ日本が戦時中だった頃の話です。当時、ラベルには「吟味して醸した酒である」という文字が書かれており、これが今の吟醸に当たる日本酒となるのですが、昭和50年、黒龍が不可能と言われていたこの「吟味して醸した酒」を超える日本酒を造ってしまったのです!そこで初めて大吟醸という特定呼称が生まれました。

その商品がこちらの「大吟醸 龍」です。大吟醸のパイオニア「龍」は、ワインの醸造技術を学んだ杜氏によって造られた斬新かつベストセラーとなっている大人気商品です。大吟醸ならではの雑味がなく綺麗に済んだ酒質でありながら上品な甘味が感じられる一本。軽快なのに甘味、旨みがギュッと詰まっており存在感が半端ない!という印象です。ついつい飲みすぎてしまうのが欠点ですが、後味がたまらない日本酒です!

少し値が張りますが「石田屋」や「二左衛門」もおすすめです(私も数えるほどしか飲んだことがありませんが…)。黒龍については「大吟醸はここから始まった!日本酒「黒龍」の大吟醸に掛ける思いがすごい!」の記事を参照ください

画像参照元:酒味の店

 出羽桜 大吟醸

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人間誰しも安くて美味しいものが飲みたい、食べたいと思うもの。「出羽桜 大吟醸 本生」「出羽桜 一路 純米大吟醸」は大吟醸ながら3,000円代で飲める安くて美味しい日本酒の代表とも言えるお酒です。大吟醸本生は淡麗辛口なので好きな人、嫌いな人が別れると思いますが、一路なんかは2008年のチャンピオンサケにも選ばれているなど、名実ともに優秀な日本酒、美味しい日本酒となっており米の甘味、フルーティーな香りが楽しめるのでこちらおすすめです!

出羽桜については「数々の賞を総なめ!山形が生んだ生粋の日本酒「出羽桜」のおすすめラインナップ!」でもチェックできます!

画像参照元:阿部酒店

以上、日本酒の最高ランクにして日本酒の基本、大吟醸についてでした!どうせ飲むなら美味しい酒がいい!と言いながら、もちろん大吟醸以外のお酒が美味しくないというわけではありませんし、大吟醸ならすべての日本酒が美味しいというわけでもありません。わたしももっと美味しいお酒を探してみなさんにご紹介していきますので、一緒に素敵な日本酒ライフを送っていきましょう!


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