人気の日本酒は本当に美味しいのか!?自分なりにランキングをつけてみた!

人気の日本酒は本当に美味しいのか!?自分なりにランキングをつけてみた!


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現在、日本国内には1,500を超える酒蔵があり、全部でおよそ20,000種類の日本酒が造られていると言われています。全国の人から愛され、品薄で手に入らないほど人気のある日本酒もあれば、その地域でしか販売していない、地元の人のために造られた「地酒」もブームになっています。

日本酒は米と水、そして米麹を原料に、時には醸造アルコールでほかのお酒と差別化を図ってみたり、時には作業工程の中に生詰め、山廃、斗瓶取りといったこだわりを入れ込むことによって日本酒の質を高めたり、本当に日本酒は同じ原料を使っていても千差万別、多種多様な味わい、香り、喉越し、後味で私たちを楽しませてくれます。

その日本酒を飲むにふさわしいシーンも違えば、一緒に食すべき料理も違う、そして何より、私たち一人ひとりの味覚・嗜好の違いによって、どの日本酒を美味しいと感じるかは本当に人それぞれです。

そのため、本当ならば自分で一本一本飲み比べて、自分の好みに合った日本酒を探すことをお勧めしたいのですが、なんせ20,000種類。長い人生とはいえ、これらをすべて飲み干すには時間がありません(私には財力もないですが…)。

ということでここでは、現在美味しいと評判の人気の日本酒についてご紹介していきます。

Google、Yahooの月間検索数、それから知人友人への聞き込みを参考に、私自身がこれまで飲んできた日本酒において美味しいと感じたものを一位から順にランキング形式でご紹介していきたいと思います。

私の独断と偏見が入りますが、是非参考にしてみてください。

画像参照元:ギャザリー

1位:獺祭(旭酒造@山口県)

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日本酒と言えば獺祭、日本で一番有名な日本酒と言ってもいいほど人気の獺祭。もはや美味しい日本酒は?と聞かれて獺祭と答えるのはベタ、野球選手で一番上手いの誰?と聞かれてイチローと答えるくらいベタ。

でも、美味いからしょうがないんです。

特に私が日本酒を好きになったきっかけ、それまで美味しくないと思っていた日本酒をもっと飲んでみたいと思わせるきっかけとなったお酒だから、という思い出補正もあり、私の中では揺るがない一番美味しい酒と認定されています。

獺祭は他の日本酒に比べて、なんと言っても精米歩合が高い

驚異の精米歩合23%を誇る「純米大吟醸 磨き二割三分」は国内最高クラス、そして「磨き 二割三分」を超える日本酒として造られた「純米大吟醸 磨き その先へ」は精米歩合が非公開となっているが、23%以上であることが伺えます。

大吟醸は精米歩合50%以下という取り決めがあり、だいたい35~50%が一般的だということを加味すれば獺祭のスゴさが伺えます。

しかも使うお米は酒米のキングオブキング「山田錦」、その山田錦の中でも特に質の高い兵庫県特A地区で栽培されたものとなっています。

山田錦特有のフルーティさ、お米の一番美味しいところだけを取り出すとこういう味がするのか!という驚き、自然の恵みが体をゆっくりと付け抜けて染み込んでいく。初めて飲んだときそんな体験をしました。

Google検索数においても月間約135,000と日本酒の銘柄においてはずば抜けた数字をたたき出しています。名実ともに人気、質の高い日本酒であると言っていいでしょう!

獺祭については「本当の獺祭をあなたはまだ知らない!日本酒好きなら知っておきたい獺祭のすべて!」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:鍵や

2位:黒龍(黒龍酒造@福井県)

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第2位は福井県は吉田郡という酒造りに適した澄んだ水の流れる地域に蔵を構える黒龍酒造です。これも獺祭同様、私の日本酒キャリアがまだ浅かったころに飲んだ忘れられない日本酒です。

当時は日本酒に関する知識がほとんどなく、大吟醸だの吟醸だの、山廃?それ美味しいの?状態だった私に、日本酒好きの友人が勧めてくれた一本です。

日本で一番最初に大吟醸クラスの日本酒を造ったのが黒龍酒造。そしてこれがその日本初の大吟醸酒がこれ

そう言って飲ませてくれたのが「大吟醸 龍」でした。コンビニやスーパーで安い酒を買っては「美味しくない…」と苦い夜を過ごしていた私に衝撃を与えた一本。

なんなんだよ大吟醸って!?という驚き、そしてその大吟醸のパイオニア、これが本物の大吟醸ってやつか…と他の大吟醸をほとんど飲んだことがなかった私は、一時期黒龍にどハマリするのでした。

今思えば、黒龍に出会うタイミングとしてはあまり良くなかったなぁと。

上記のように他の大吟醸との違いを比較することができなかったこと、そしてこの「龍」はワインの醸造技術を活かして造られた、ちょっと変わり種の日本酒だったこと。もっといろんな経験を積んでから「龍」に出会いたかった…という後悔、それでも私の中ではトップ2に入るほど大好きな日本酒です。

Google月間検索数は9,900ほど。日本酒銘柄検索ではトップ10に入る人気の日本酒です。

黒龍については「大吟醸はここから始まった!日本酒「黒龍」の大吟醸に掛ける思いがすごい!」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:源氏蔵

3位:十四代(高木酒造@山形県)

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第3位は高木酒造の十四代。こちらもいまや多くの人が知っている日本酒の代名詞とも言える人気日本酒です。ただ……ずば抜けて手に入りにくい!だって「純米大吟醸 龍泉」をAmazonで買おうと思ったら45万円だよ?とてもじゃないけど手が出せない!

私がたまーに飲む「純米吟醸 龍の落とし子」でさえAmazonで買おうものならば30,000円が吹っ飛びます。いやAmazonが特別高いわけではないですよ?定価で購入する方法もあるんですが、なんせ抽選で本数も少なく手に入れるのが非常に困難、どこに行っても買うことができずにネット上では高値で取引されているんです。

十四代を中心に扱っている居酒屋などを狙って飲むのがおすすめです(本当は四合瓶でもいいから家に置いておきたいのですが)。

1位、2位はどちらも山田錦を使った日本酒ですが、こちらの龍の落し子は「山酒4号」という山田錦と金紋錦という酒米を交配したものと、「美山錦」というたかね錦の突然変異でできたものとをかけ合わせて造った酒米が使われているため、ほかとは違った美味みがあり、「もうこれ以上求められても買ってやれないから!」と癖になってはいけないと思いながらも気づけば虜になってしまっていたという日本酒です。

日本酒マニアの方でも滅多にお目にかかれないお酒、「よし今日は贅沢する!」と覚悟を決めなければ飲むことができないお酒ですが、私は次に十四代が飲める日を楽しみに日々生きております。

十四代については「幻をつくった高木酒造。日本酒「十四代」が幻の酒と言われる理由、高値な理由!」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:銘酒誕生物語スペシャル

4位:田酒(西田酒造店@青森県)

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 大吟醸同様「純米って何?」「純米が付くものと付かないものって何が違うの?」という日本酒素人むき出しの私が初めて意識して純米酒を飲んだのがこちらの田酒でした。

田と純米って何か関係がありそうだぞ!?と調べてみた結果、ビンゴ!西田酒造の造る田酒はすべて純米酒だったのです。

中でも一度は姿を消した青森が生んだ幻の酒造好適米「古城錦」を20年かけて復活させ、その酒米の旨みが最もよく表現されるようにと造られた「純米大吟醸 古城乃錦」は、なんだか涙が出る美味しさでした。

米本来の甘味、それがこんなにもフルーティで上品なものだったとは知らなかった。飲み終えた後も口のなかでほわぁっと広がって、その後すぅーっと消えていく。田酒が表現する純米酒は、儚さにも似た幸福感を与えてくれる至高の飲み物です。

田酒については「純米酒好きは田酒を飲め!本州最北端から送る混じりっけなしの日本酒」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:銘酒居酒屋酒友

5位:久保田(朝日酒造@新潟県)

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日本酒は造られた地域の特色を良く反映する飲み物です。

北の方にいけばカラッと澄んだ辛口、南の方に行けば深みのある甘口、そこに流れる水の質が軟水か硬水か、酒造りの中心となる冬場の気温がどの程度か、いろんな環境に左右されて日本酒は出来上がりますが、その中でも新潟は酒造りに向いているらしく、新潟の酒はやっぱり美味い

そんな美味い酒ができる新潟の中で、最も美味いと感じるのが朝日酒造の久保田です。なんと言ってもキレのある辛口淡麗が本当に澄んでいて、まるで何か別の飲み物を飲んでいるかのような感覚に陥ります。

また、山田錦と並んで二大酒米とも言われている酒造好適米「五百万石」が最も美味しく感じられるのが久保田なんですよね。ぱっと華やか、それでいて奥行きのある深みという特徴をいかんなく発揮しています。

そして久保田、なんと言っても安い!久保田の最高クラス「純米大吟醸 萬寿」でも3,000円代で買えるし、「碧寿 純米大吟醸」なんて山廃造りなのに2,000円代で買えるんですよね!

Google検索数においても月間12,100件と常にトップ5に入る人気のある日本酒ですが、お求めやすく手に入れやすいことから(今も冷蔵庫に入っています)、私の中の基準、スタンダードになってしまっていることから、美味しいけどこの辺りかなぁということで5位という結果になりました。

久保田については「百寿、千寿、萬寿、碧寿?久保田の日本酒が美味いわけを考えてみた!」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

5位:醸し人九平次(萬乗醸造@愛知県)

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日本酒飲みとして第一に考えるのは、もちろん「その日本酒が美味いかどうか」ですが、時々考えるんですよね。「この日本酒ってどんな思いで造られたんだろうか」と。

前述したように、日本酒は米、水、米麹とたったこれだけの原料なのに、いろんな味が表現できる。そこにはその蔵としてのこだわり、思いが込められていて、醸し人九平次はその思いがダイレクトに伝わってくる日本酒なんですよ!

最初に醸し人九平次を飲んだとき、この味をどう表現すればいいのだろうという気持ちになりました。美味い!でもなければ、甘い、辛いでもない。強いて言うならば美しい!?に似た感覚。特に「純米大吟醸 彼の岸」なんかは、こんなことを言ってはいけないんでしょうが表現するのが本当に難しい、飲んでみないとこの感覚は伝えられないという感想です。

ユニークな名前からは想像できない洗練された味、それもその筈、醸し人九平次で表現しているのが「美意識」「本質」「先見性」らしいのです。美味さとか土地のものを使うこだわりとか、そんなものを超越したところにあるコンセプト。

純米大吟醸 別誂」も「純米吟醸 黒田庄に生まれて」も「human」も、全てが上品で美しく、そして本質に迫っているような美味さがそこにはあります。

日本酒のことをそんなに詳しくないという人は初めて聞く名前かもしれませんが、月間8,100件ほどの検索がある人気の日本酒です。ラベルも洗練されてて、この高級感がたまらんのです!

醸し人九平次については「美意識、本質、先見性。日本酒「醸し人九平次」が追及する酒造りのこだわりにワクワクする!」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:醸し人九平次 KUHEIJI | 萬乗醸造

6位:八海山(八海醸造@新潟県)

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4位の久保田と同じく、新潟が全国に誇る美味い日本酒「八海山」。なんですかね、確かに八海山は美味しいし、めちゃくちゃクオリティの高い日本酒だと思うんです。

普通酒として販売されている「八海山 清酒」もよくよく見てみれば精米歩合60%だし、「八海山 吟醸」も精米歩合50%と大吟醸並み、いつ飲んでももどれを飲んでも美味いというめちゃくちゃ打率のいいアベレージヒッターという感じでしょうか。

このクラスの日本酒が普通に飲める、日常飲みとして毎日飲むことができることによって、私の中のスタンダードがくるっちゃってるんでしょうね。

安定したクオリティ、これぞ日本酒のニュースタンダードだと胸を張って言えるほど美味しいんですが、安定しているが故に、他のパンチ力ある日本酒の方がランキングが高くなってしまったという感じが否めません。

もはや生活の一部になっていると言っても過言ではない八海山、おすすめは「八海山 純米吟醸」。1,000円代で購入することができる日本酒の中で最上級レベルの日本酒じゃないでしょうか。米の旨みがたまらない一本です。

そんな八海山ですが、検索数でいくと獺祭に続いて2位の月間22,200件のアクセスがあるようです。人気は今も変わらず衰えていないようですね。

八海山については「日本酒が終わる?これからの日本酒の基準「八海山」」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:ランキングシェア

番外編 

ここからは日本酒ではないんですが、日本酒を造っている酒造が造ったおすすめのお酒をご紹介します。私はお酒もそうですが、甘いものも大好きなので日本酒よりももっと甘いお酒が飲みたいという方はこちらもどうぞ!

庭のうぐいす(山口酒造場@福岡県)

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庭のうぐいすは福岡県に蔵を置く酒造で、もちろん美味い日本酒を造っています。しかし、私がおすすめしたいのは日本酒ではなく、梅酒なんですね。

既に知っている人も多くいらっしゃると思いますが、「うぐいすとまり 鶯とろ(おうとろ)」はその名のとおり口の中でとろぉ~ととろけるような食感の梅酒となっているんですね。このとろぉ~の秘訣は梅のピューレが配合されているからだそうで、写真を見たら一目瞭然だと思うんですが、本当にトロトロとしているんですね。

しかも、日本酒の酒造だからこそできる芸当、日本酒を造った際にできる酒粕を使って造っているんですね。梅酒はソーダ割りで飲みたい派なんですけど、このとろみを失わせたくないので、ロック、もしくはそおまま飲みます。

二年の歳月をかけてじっくりと熟成させた味、2011年の天満天神梅酒大会で優勝という輝かしい実績を挙げたのもうなずけます。

庭のうぐいすについては「福岡が生んだ福岡らしい日本酒「庭のうぐいす」。飲んでみたい!と思わせる魅力とはなにか?」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:日本酒 津々浦々

 鳳凰美田(小林酒造@栃木県)

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梅酒に続いて紹介するのはリキュール。日本酒好きの方にとってみれば「え?リキュール?興味ねぇーよ」と言われそうですが、鳳凰美田のリキュールはすごいんです。

それがこちらの「完熟もも」です。このリキュールただのリキュールではなくなんと特許申請中のすごい技術が使われているんです。その技術というのが、桃をすり潰すのではなく細胞レベルで超細かく切り離して液状化するというものなんですね。

本当に桃をそのまま詰め込んだような味、香り、食感が楽しめ、桃意外にもいちご、あんず、ゆず、梅などがあるんですが、私は桃が好きです!鳳凰美田では、他にも「j-SAKE」というスピリッツも造っています。日本酒を造る酒蔵の違った一面を覗いてみるのもおもしろいですよ!

鳳凰美田については「酒が美しいという感覚を初めて味わった!鳳凰美田が美味しい理由、美しい理由!」でも詳しくご紹介しています。

画像参照元:(株)にのみや商事

ということで、独断と偏見による日本酒ランキングでした。今後もこのランキングは随時更新、書き換えていく予定ですので、お楽しみに!


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