世界で初めて日本酒のコンテストで金賞を受賞したのが男山!日本酒の魅力とは?

世界で初めて日本酒のコンテストで金賞を受賞したのが男山!果たして美味い?


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いきなりですが、日本酒クーイズ!

「現在、日本酒と呼ばれるお酒は国内におよそ何銘柄あるでしょうか?」

  1. 200種類
  2. 2,000種類
  3. 20,000種類

当ブログでは度々この話題を出しているので、知っている方もいらっしゃると思いますが、
正解は3番の20,000種類となっています。

日本国内には1,500を超える酒蔵があり、それぞれの蔵で10種類以上の日本酒を造っているため、このような数字になっているということが考えられます。

つまり!

これから日本酒を味わってみたい、またもっと美味しい、もっと自分にあった日本酒を飲みたい!という方は、この20,000種の中から今日飲むお酒をチョイスしなければならないということですね。

ということで、実際に20,000種類、すべての日本酒を飲んでみた!

…と言えればいいんですが、そんなことはもちろん無理。もし20,000種類すべて飲むとするならば、一日に一銘柄飲んだとして54年かかります

私はあと50年生きられるのだろうか…(一日一銘柄を飲むなんて暴挙、確実に寿命短くなります。というかその前に自己破産するわ)。

じゃあ、どうやってその一本を見つければいい!?どれが美味い酒かなんて見た目じゃわからんやないか!ということで、今回はあなたが「男山」を飲む理由についてまとめていきます。

これはぜひ飲んでみたい!と思う方、これは自分には合わなさそうだと思う方、いろいろ分かれると思いますが、ご購入の参考にしてみてください。

画像参照元:旭山動物園チャンネル

男山で検索すると……

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私が最初に飲んだ男山は「特別純米原酒 御免酒」というお酒(ごめんというべき相手がたくさんいる私にはぴったりかな…)でした。

冷酒にすると美味いということを聞いていたので、おすすめ通り冷酒で。
キレのある辛口で、脂っこい料理とも相性がよかったので、後日、男山について調べていると、

男山(北海道)」「男山-山口県の地酒」「男山-気仙沼の銘酒」「男山 京都」…

は?なんでこんなに男山を名乗る酒造があんの?

一体、どれが本物なん!?

という状況。男山っていろんなところに蔵を持っている?もしくは男山という名前は著作権フリー?なんて思ってさらに調べてみると、男山という名前の付く銘柄はなんと24種、それぞれ別の酒造が販売していることがわかりました。

しかも、北は北海道南は福岡まで、本当に全国に渡って男山という名前の日本酒が販売されていることがわかります。

では、なぜ男山に限ってこのようなことになっているのでしょうか?

 

男山の期限をたどると江戸時代まで遡ることになるのですが、もともとは兵庫県の伊丹市で生まれた日本酒です。

江戸でも評判が高く、徳川家の御膳酒としても使われていたようなんですが、このころはまだ商標登録という概念がなかったため、全国の蔵がこぞって、この「男山」という名前を使った酒を作り始めました。

しかしながら、徐々に他の蔵に日本酒人気を奪われ、廃業。

その際に男山という銘柄だけでも残そうと、全国の酒造に向けて銘柄を切り売りし、「男山」という名前を使用すること全国の酒蔵に許可しました。そのことで、全国的に男山という名前の日本酒が増え、上記したように今でも男山という日本酒が全国にたくさんあるということのようです。

 

しかし、現状では北海道の男山が本家と言われています。

これは伊丹市で男山を造っていた山本家の末裔の方から、正当に継承されたという証明をいただいているからだそう。そのため、それまで山崎酒造と名乗っていたこの酒造は、現在では男山株式会社として男山を造っています。

※(御免酒とは、江戸幕府の偉い人たちが飲んでいた酒のことらしいです。本来はわたしのようなものが飲んでいいさけではなかったようですね。。。ごめん!)

 

日本初のグローバル日本酒!

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さてさて、話を戻してたくさんの種類がある日本酒の中でも、男山を選ぶべき理由について。

上記のように、江戸時代から由緒正しき日本酒として楽しまれていたというのも一つでしょうが、男山の魅力はこんなところにはとどまりません。

なんと、日本で初めて海外のコンクールで金賞、つまりゴールドメダルを受賞した日本酒なんですね。現在では世界的な日本酒のコンテストとして「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」などがあり、Japanese-sakeとして認知度も上がっていますが、当時日本酒が世界に広く知れ渡るということはあまりありませんでした。

いわば、日本酒が世界に先駆けた瞬間、インターナショナル日本酒のパイオニアなわけです。

こういうわかりやすいステータスは日本酒を選ぶ際の指標になるんじゃないでしょうか?私はこういった謳い文句に弱いんですよねー。食べログのランキング検索とかでディナーを決めちゃうような人間なんで。

しかも、
初めて海外でゴールドメダルを受賞した年から、40年間一度も途絶えることなく、賞を受賞しているんだとか。

単年度ならば、奇抜なデザインやコンセプト、過度な造り込みというのも可能かもしれませんが、40年連続となると、その技術、こだわりを疑うことはできませんよね。

 

男山を飲むならこれ!商品ラインナップ

江戸時代から人気が高かったこと、全国の蔵がこぞって男山という名前をつけたこと、インターナショナル日本酒のパイオニアであること、そして40年変わらずハイクオリティの酒を造っていることはわかった。

…で、一体どの酒がうまいんだよ!

という声が聞こえてきそうなので、男山の商品を一つずつみていきたいと思います。

純米大吟醸

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男山の中でももっとも質のいい日本酒がこちらの「純米大吟醸」です。

飲み口は一言でいうと「華やか」。
お猪口に口をつけた瞬間に昇ってくる香り、口に含んだ瞬間に口のなかに広がる香り、そのどちらにおいても「ふわっ」と華やかで、山田錦を38%精米で磨いたお米の芳醇、それでいてフルーティな瑞々しさが香ってきます。

ひねりや癖のない純米大吟醸酒の王道という感じの風味なんですが、キレのある辛口が「さすが北海道!!」(何が?)と声を出してしまう旨さがあります。

画像参照元:上川総合振興局

哥麿乃名取酒

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1700年代の後半、江戸では歌舞伎が流行しており「男山御江戸磐石」という演題で歌舞伎が上演されると、男山の人気もさらに伸びていきます。

その人気を受けて、あの有名な喜多川歌麿も男山を浮世絵で表現しました。

という歴史を踏まえて造られた男山が特別純米酒「哥麿乃名取酒」です。

歌麿がこよなく愛したと言われている哥麿乃名取酒は、まろやかな口当たりが癖になる一本。歌麿のまろは「まろやか」のまろからとったのではないかという持論を立てるほどにまろやかです(そんなはずはないでしょうが)。

美山錦を55%精米で磨いた特別純米酒は、冷にしても熱燗にしても美味い酒なので、料理や気分によって飲み分けたい日本酒です。

私も江戸時代なら美人と言われていたんだろうなぁ…。

画像参照元:河井商店

国芳乃名取酒

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歌麿の次は歌川国芳とはなんたる浮気者!

まぁ、私はこういういいとこ取りは好きですし、このパッケージのいやらしい顔をしたお侍が愛らしくて気に入っているんですけどね。

特別純米酒である「国芳乃名取酒」も、哥麿乃名取酒と同じく美山錦を55%精米ですが、哥麿乃名取酒が日本酒度+2に対して日本酒度+10と大辛口になっています。

淡麗で切れ味鋭い辛口ながら、喉の奥を深く鳴らすほど味わい深い酒という印象ですね。

ぜひ、上記二つはセットで揃えて、飲み比べをしたい。

画像参照元:なかの酒店

生もと純米

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生酛(きもと)ってみなさんご存知?

わからない方は「最高の日本酒とは食に最高の感動を与えるものである!まじで大七が飲みたくなった!」をご参照いただきたいと思いますが、

時間をかけて熟成させた重みのある味膨らみのある味

生もと 純米」は写真のように熱燗にすればその芳醇さがさらに膨らんで口の中に金に色づく田園を作り上げます。やっぱり飲むなら純米だよなーという感慨深く思っちゃいました。

画像参照元:日本酒 津々浦々

復古酒

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ここまで、辛口、大辛口の日本酒がほとんどでしたが、わたしのように甘いもの大好き、甘い日本酒も大好き!な人にオススメなのがこちらの「復古酒」(ちなみに読み方は「ふっこしゅ」ね)。

なんとその甘さ、日本酒度-50!ちょ~甘いですから!

300年前、ちょうど男山の人気が絶頂期だった頃の仕込み方を再現して造られた復古酒は冷酒、またはロックで飲むのがおすすめ。

え?日本酒ってロックで飲んでもいいの?というかたは「知れば知るほど使える日本酒の飲み方!基本と応用」でお勉強してください。

画像参照元:A氏の感想文

以上、男山についてのまとめでした。日本酒は舌と鼻で楽しむものなので、人によって好き嫌いは大きく異なります。

「人がなんと言おうと自分はこの酒が好きだ!!」

と言える酒が見つかるまでは、いや、既に見つけている方も、さらなる高みを目指して日本酒の大海原に飛び込んでみましょう。


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