百寿、千寿、萬寿、碧寿?久保田の日本酒が美味いわけを考えてみた!

百寿、千寿、萬寿、碧寿?久保田の日本酒が美味いわけを考えてみた!


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大阪と言えばたこ焼き、福岡と言えばとんこつラーメン、仙台と言えば牛タン…と、日本にはその土地土地の美味しいものがありますが、じゃあ新潟と言えば?…やっぱり米ですよね!

そんな米どころ新潟が誇る朝日酒造の日本酒「久保田」、美味しくないわけがないじゃないですか。

 

ということで、久保田の美味しさの秘密について考えてみようと思ったのですが、百寿、千寿、紅寿、碧寿、萬寿…久保田は久保田でも種類がたくさんあって、どれから飲めばいいのかわからない!

飲み比べできればいいけど贅沢をする余裕もないから、手っ取り早く自分にあった久保田、自分だけの久保田が知りたい!

そう思っている方も多いと思いますので、久保田の美味しさの秘密を探りながら、久保田ラインナップ、味の違いについて見ていこうと思います。

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

米に合った酒造り、酒に合った米づくり

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日本酒の原料は通常米と米麹のみです。だからこそ、どれだけの職人の腕が良くても、やはり原料となる米が美味しくなければ美味しい日本酒を作れるわけがありません。かつて朝日酒造の杜氏(職人)はこう言ったそうです。

酒の品質は、原料の品質を越えられない

これ、シンプルに名言ですよね。

この言葉はこの杜氏一人の思いではなく、現在でも会社全体のスローガンになっているようで、この思いから朝日酒造では「有限会社あさひ農研」という農業生産法人を立ち上げ、日本酒のための米の研究を行っており、日々、品質の向上と、新しい米の開発に努めているそうです。

そんなこだわりの酒米を作っている朝日酒造ですが、主に3種類の酒米を作っています。

  • 五百万石
    普段私たちが食べているお米には、コシヒカリやあきたこまちなどのブランド米がありますが、日本酒を作るための酒米にもブランド米が存在します。

    この五百万石もその一つで、獺祭などに使われている山田錦についで二大酒米と言われています。粒が小さいのが特徴で、そのため精米歩合を高くすることができないと言われており、それにより久保田の味の代名詞である「キレのある淡麗辛口」「華やかで深みのある香り」を作り上げています(一般的に精米歩合を高くすると甘さが増す。

    詳しくは『味の違いはここを見れば分かる!日本酒の種類を見分ける方法とは?』を参照)。五百万石はすべての久保田、その他「ゆく年くる年」「朝日山 新酒吟醸」に使用されています。

  • たかね錦
    たかね錦は粒の小さい五百万石よりもさらに小粒ですが、高度精米が可能な品種になっています。たかね錦を使った日本酒「洗心」は精米歩合28%と高い精米歩合を誇っていますが、やや辛口で深い味を楽しむことができます。
  • 千秋楽
    久保田のヒットに慢心することなく、さらに美味しい酒造りを求めて見出された酒米。

    日本酒に雑味を与えてしまうタンパク質の含有量が少ない酒米であるため、千秋楽を使った日本酒「越州」は柔らかい口当たりと軽やかなのどごしが特徴となっています。

軟水を使うと味が変わる?

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日本酒の原料は米と米麹と言いましたが、もう一つ日本酒造りに欠かせないのが水です。

久保田を含め、朝日酒造で作っている日本酒には朝日地域を流れる軟水が使われています。この朝日地域の軟水は雑味が少ないため、自ずと日本酒の口当たりも良くなるわけですが、この軟水、実は酒造りに関しては決して一般的ではないんですね。

 

というのも、日本一の酒処である兵庫県や京都では硬水を使用しており、特に兵庫の日本酒は久保田と同じく辛口タイプです。

しかしながら、同じ辛口でも硬水と軟水とでは口当たりや風味が変わり、軟水を使った久保田は硬水を使ったお酒よりすっきりとして飲みやすく、キレのある淡麗を味わうことができます

酒米と同様に原料にこだわっている、これが久保田の美味しさの秘密であり、本質なんですね。

地域に愛されることがお酒を育てている?

酒米も水も地元新潟でとれたものを原料として使用している久保田にとって、地域とのつながりはなくてはならないものです。同じように地域にとっても朝日酒造はなくてはならないものとなっており、その共生・循環が地域を育て、お酒を育てています。

新潟県というと空気や水が澄んで綺麗なイメージがありますが、そのイメージは勝手につくたれたものではなく、自然保護活動の賜物です。

その一環として朝日酒造内に発足したのが「新潟県ホタルの会」で、ホタルが生息できるような環境づくりを行っています。

その他、「もみじの里づくり」や『公益財団法人こしじ水と緑の会』の支援を積極的に行うことで豊かな自然を育み、その自然豊かな地域の恩恵を受けて美味しいお酒ができるという、まさに地元に根ざした企業、地元に愛される企業だからこそできる日本酒造りを朝日酒造は行っているのです。

お待たせしました!気になる「久保田」の味の違いとは?

 さて、久保田の美味しさの秘密がわかったところで、本題の味の違いについてです。

冒頭でもお話したように、久保田には限定商品を省くと、常時5種類のラインナップ「久保田 萬寿」「久保田 碧寿」「久保田 紅寿」「久保田 千寿」「久保田 百寿」があります。

それぞれ使用している酒米、水は上記のように同じですが、製法やコンセプトが違いますので、その違いについてみていきながら特徴を確認していきましょう。

純米大吟醸 久保田 萬寿」 1.8L/8,110円(税抜)720ml/3,640円(税抜)

4「久保田 萬寿」は久保田の中でも最高クラスの日本酒で、麹米に精米歩合50%の五百万石を、掛米に精米歩合33%の新潟県産米を使用しているため、濃厚で豊かな香りと深い味わいが特徴です。

純米大吟醸にしてこの値段は久保田クラスに知名度のある日本酒の中では、トップクラスに安いんじゃないでしょうか!

常温でも冷酒にしても美味しいので、ちょっと贅沢に純米大吟醸じゃい!という日には萬寿ですね。

 

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

 

純米大吟醸 久保田 碧寿」 1.8L/5,030円(税抜)720ml/2,230円(税抜)

5「久保田 碧寿」は萬寿と同じく純米大吟醸酒

純米は米と米麹以外一切使用していないこと、大吟醸は精米歩合50%以上であることの証であるため、日本酒全体でみてもランクの高いお酒となっています。

とは言ってもやはり萬寿同様、ほかの酒造の日本酒に比べたら全然安い!

碧寿は、このきめの細かい辛口が口の中にすっと広がる感じがたまんないんですよね!常温、冷酒に加えてぬる燗でおいしくいただけるのも碧寿の特徴となっています。

 

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

純米吟醸 久保田 紅寿」 1.8L/3,310円(税抜)720ml/1,500円(税抜)

6久保田の中でもほのかな甘味を感じることのできる一本。

まろやかだけど後味のしつこさがなく、すっきりとした喉越しは紅寿ならでは。紅寿を飲んだら私の顔まで紅ですよ!えぇ。

こちらも常温、冷酒、ぬる燗で楽しめることから女性にもおすすめの日本酒となっています。

 

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

 

 

吟醸 久保田 千寿」 1.8L/2,430円(税抜)720ml/1,080円(税抜)

7ほのかな香りと口当たりの柔らかさが特徴の一本。

ほどよく酔いたいとき、ゆるーく飲みたいときは千寿がおすすめ。仕事終わりの一杯はこれで決まり。

食事と一緒に楽しむをコンセプトに作られたお酒なので、居酒屋さんなど美味しいご飯を食べながら飲みたい一本です。

 

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

 

 

特別本醸造 久保田 百寿」 1.8L/2,010円(税抜)720ml/920円(税抜)

8久保田シリーズの最もポピュラーな一本。

久保田特有の辛口なので、これから初めて久保田を飲むという方におすすめ。

冷酒だとすっきりした軽い口当たりを、ぬる燗にすればコクのあるまろやかさを楽しむことができます。

 

画像参照元:久保田 | 朝日酒造株式会社

 

 

とにかく久保田は品質、原料にこだわった日本酒を作っています。辛口が好きな方食事に合うお酒を探している方はぜひ久保田の日本酒がおすすめです。

上記の5種以外にも限定商品として、「純米大吟醸 久保田 三十周年記念酒」や4月~9月限定出荷の「大吟醸(生酒) 久保田 翠寿」、1月限定出荷の「吟醸(原酒・生酒) 久保田 生原酒」などがありますので、久保田ファンの人もそうでない人も要チェックです。





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