大吟醸はここから始まった!日本酒「黒龍」の大吟醸に掛ける思いがすごい!

大吟醸はここから始まった!日本酒「黒龍」の大吟醸に掛ける思いがすごい!


1

画像参照元:黒龍酒造株式会社

みなさんは「大吟醸」という言葉を知っているでしょうか。

日本酒好きの方ならば当然!という感じでしょうが、お酒と言えばもっぱらビール、カクテル、ワインという方、またこれから日本酒を楽しんで行きたいという方の中には、聞いたことはあるけどなんのことかよくわからないという方も多いかと思います。

 

詳しくは「味の違いはここを見れば分かる?日本酒の種類を見分ける方法とは?」を参照いただきたいのですが、ざっと説明しますと、大吟醸とは日本酒のランクの中で最もランクの高いものを指します。

日本酒を造る際には、米粒の中心に眠っている甘味(でんぷん質)だけを取り出すことが重要になってきます。

そのために、米粒の外側にあるタンパク質を削るのですが、削れば削るほど不純物が取り除かれて、お米の最も美味しい部分だけを取り出せるというわけですね。

 

少し削ったもの(30%)を本醸造といい、さらに削ったもの(40%)を吟醸、そして50%以上、つまり米粒一つを半分以上削って、出来るだけ中心の甘いところだけを使って造られた日本酒を大吟醸というのです。

 

今でこそ、吟醸や大吟醸という名称はよく聞かれますが、しかし、この名称が付いたのは意外と最近なんです。

では、この大吟醸、いつ、どこで生まれたのでしょう。

この質問に答えることのできる人はそうそういないかと思います。

 

そう、それがまさに今回ご紹介する日本酒「黒龍」を製造している黒龍酒造なのです。

「黒龍」が生まれるまでにどのようなストーリーがあったのか、またどのような思いで黒龍は生まれたのでしょうか。黒龍酒造の現在のラインナップを見ていきつつ、美味しさの秘訣、大吟醸酒に掛ける思いをみていきましょう。

スポンサードリンク

 

 

美味しい日本酒は、「米」と「水」と「想い」から生まれる

「黒龍」を製造している黒龍酒造株式会社は、福井県吉田郡という水の綺麗な地域に蔵を構えています。

 

日本酒にとって水は命といっても過言ではないくらい大事なもの。

 

黒龍の優しい口当たりは正しく、この福井という地が生んだ軟らかで、かつ、しなやかな水のおかげです。霊峰白山に積もった雪が雪解けとともに山に流れ、自然の濾過を経て名水となって川へ流れます。

九頭竜川に鮎やサクラマスなどの魚が多いのも、水が綺麗な証拠、そして黒龍の口当たりにも多大な影響を与えているのです。

 

そして、日本酒に命を与えるもうひとつの原料がお米です。

お米が美味しくなければ日本酒が美味しくなることはまずないでしょう。

 

黒龍は美味しいお米、とくに酒造好適米を大切に扱うべく全国の蔵元と一緒に「フロンティア東条21」という団体を結成し、その中でも選び抜かれたお米だけを使用して黒龍を作っています

東条とは最高級酒米である山田錦の特A地区に選ばれている兵庫県の東条地区のことであり、黒龍はこの特A地区の山田錦と、地元福井県産の酒造好適米である五百万石を使用して、本当に高品質で、上質な日本酒造りを行っています。

 

最上級日本酒「黒龍」はここから始まるんですね。

吟味して醸した酒。その上を行く大吟醸酒

2

地方で造られた日本酒が全国的な知名度を得るためには、清酒品評会で賞を獲得するなど、多くの人に、そして日本酒をこよなく愛する人たちに認められなければなりません。

 

黒龍もかつては知名度のない地方の酒蔵で、他の蔵元と同じようにこの品評会で賞を取るために様々な研究がなされてきました。

 

戦時中に使用されていた黒龍のラベルに書かれていた「吟味して醸した酒である」という文字、昭和40年代にはまだ、この「吟醸」を超える日本酒の製造方法の表示はありませんでした。

しかし昭和50年、研究の成果として生み出された大吟醸「龍」がそれまで不可能だと言われていた吟醸酒を超えるほど高級な日本酒の販売に成功し、その結果、「大吟醸酒」という特定呼称が生まれたのです。

 

だれも成し得なかったことに挑戦する。

 

それは黒龍が全国的に注目されるための努力、研究でもあり、そして日本酒業界全体の底上げ、本当に旨い日本酒とは何か?という疑問を投げかけるきっかけにもなりました。

現在でも黒龍が作っている日本酒の大半は精米歩合が平均50%と磨きに磨きを重ねたものばかり。この値が時代を作った黒龍のスタンダードとして、今でも受け継がれているという確固たる証拠となっています。

画像参照元:黒龍酒造株式会社

日本酒の命は米と水。命を注ぎ込むのは職人の技

美味しい水と美味しいお米があれば、美味しい日本酒ができ上がるかというともちろんそうではありません。

水も米も自然の産物であり、毎年同じように育ててもまったく同じものができるという保証はありませんし、実際にそうではありません。

特に米が水を吸収する速度は同じお米でも年々変わり、この量を間違えると蒸しが甘い蒸米ができたり、逆に蒸され過ぎて米の雑味までもが溶けてしまうなんてこともあります。

この微妙な調整を行うのが職人であり、黒龍が黒龍であるために長年の研究データと経験をフルに活用して日本酒に命を注ぎ込みます。

 

大吟醸を作るためには0.1度単位での温度管理秒単位の工程管理、そして寝る間も惜しんでの作業が続きますが、飲んだ人が「旨い」と感じてくれるこの喜びのために、黒龍は最上級の日本酒造りを続けているのです。

こんな想いのこもった日本酒が美味しくないわけがないですよね!

極上の一本、黒龍のラインナップ

3

それでは、気になる黒龍のラインナップ、商品別の味わいの違いについて確認していきましょう。

画像参照元:黒龍酒造株式会社

極みの酒

4

黒龍 石田屋」(純米大吟醸)720ml/10,000円

低温で3年以上熟成させたこだわりの一本がこちらの「黒龍 石田屋」です。

皇太子殿下も愛飲されたという最高級品であり、非常に優しい口当たりが特徴です。東条産の特A山田錦をなんと35%まで磨いており、日本酒度+5と辛口ではありますが、爽やかな甘味とすっきりした喉越しが楽しめます。

黒龍 二左衛門」(純米大吟醸):720ml/10,000円
「黒龍 二左衛門」も石田屋と同じく、東条産の特A山田錦を35%まで精米した純米大吟醸酒となっています。

もろみに圧力をかけて絞らず、もろみを吊るした状態にし自然と滴り落ちた雫だけを集めて造る斗瓶囲いという製法で造られた二左衛門は、上品で香り高く、日本酒でありながら白ワインのような風味を楽しめるというのが特徴です。

画像参照元:うおのそら 世田谷線松原

5

黒龍 大吟醸 龍:720ml/4,000円

フランスやドイツを訪問し、ワインの醸造技術を学んだ七代目蔵元。その技術を活かして造られた日本酒がこちらの「黒龍 大吟醸 龍」であり、1975年よりロングセラーとなっている黒龍の中でも人気の商品。

上記二つよりお買い求めやすい価格設定となっていますが、使われている酒米は同じく兵庫県産山田錦(40%精米)と品質のいいものを使用しています。大吟醸の先駆けとなった一本ですので、日本酒好きを語るのには欠かせない一本です。

画像参照元:酒味の店

こだわりの酒

6

黒龍 特吟:720ml/1,600円

黒龍の中の黒龍、最も黒龍らしいお酒と言えるのがこちらの「黒龍 特選吟醸」。

黒龍を飲むのが初めてという人におすすめなのはもちろん、日本酒好き、黒龍好きが最後に行き着くのも特吟です。

こちらは山田錦ではなく国産好適米を使用していますので、山田錦を使ったものとの飲み比べにも最適で、大吟醸であるのにも関わらず非常にお求めやすい価格となっています。さらりと飲めるすっきりした味わいが特徴です。

画像参照元:大木商店

7

黒龍 いっちょらい:720ml/1,150円

福井県産の五百万石を酒米に使った「黒龍 いっちょらい」は、福井県が生んだ福井県らしい日本酒となっており、吟醸酒のスタンダート的一本となっています。

吟醸酒なのに品質が高く、吟醸ならではのフルーツのような、それでいてバニラのような甘味が特徴。黒龍ならではの軟らかくなめらかな口当たりがそのまま吟醸酒に反映されているような一本です。

画像参照元:方舟 新橋店

季節の酒

8

黒龍 垂れ口:720ml/1,150円

こちらもいっちょらいと同じく福井県産の五百万石を酒米に使っていますが、垂れ口はにごり生原酒となっています。

にごり酒って何?という方は「楽しみ方は無限大!にごり酒は日本酒の中の日本酒である?!」を読んでいただきたいのですが、日本酒の日本酒らしい部分を味わいたいという方におすすめです。

にごり生原酒としては、純米吟醸の「黒龍 純吟垂れ口」もありますが、垂れ口は12月まで、純吟垂れ口は2月までとなっていますので、季節によって飲み変えるのもいいですね。

画像参照元:穏やかに生きたい

9

黒龍 吟醸ひやおろし:720ml/1,300円

黒龍は黒龍でも、ちょっと変わった黒龍が飲みたいという方は、9月までの限定商品「黒龍 吟醸ひやおろし」がおすすめ。

ひやおろしについて詳しく知りたいという方は「秋と言えばひやおろし。ひやおろしって何だかちゃんと説明できますか?」を参照していただきたいのですが、季節の到来、その季節だからこそ美味しく感じられる一本を楽しみたいという方は、ぜひひやおろしを飲んでみてください。

画像参照元:八重巻

以上、大吟醸の時代を作った日本酒「黒龍」についてでした。

日本酒好きもそうでない方も、ぜひ一度は飲んでおきたい日本酒ですね。

 

黒龍は全国的にも人気のお酒なので、売り切れが続出します。

また季節限定商品もお早めにお求めになることをおすすめします。 その他、黒龍酒造では「九頭龍」という日本酒も作っていますので、こちらもどうぞ!

 


必須お名前
必須メールアドレス
必須メッセージ本文