日本酒のロマネ・コンティ!?「磯自慢」の美味さの秘訣は品質管理にあった!!

日本酒のロマネ・コンティ!?「磯自慢」の美味さの秘訣は品質管理にあった!!


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現在、日本全国には2万種類以上の日本酒が存在しており、それぞれがそれぞれのこだわり、究極の味を追求して酒造りをおこなっています。

地方には地方でしか味わえない味、大手酒造には大手酒造でしか作り出せない強みがありますが、静岡県焼津市の小さな蔵「磯自慢酒造」にも磯自慢酒造にしかつくり出せない味があります。

磯自慢といえば、日本酒ランキングでもトップ15に入るほどの人気と実力を持った日本酒ですが、一体磯自慢のどこに美味しさの秘訣が隠されているのでしょうか。

磯自慢が日本酒つくりにかけるこだわりと一緒に美味さの秘訣を探っていきましょう!

画像参照元:磯自慢 ISOJIMAN PREMIUM SAKE

スタートは平々凡々な酒蔵。その転機は…

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今でこそ実力も人気も兼ね備える磯自慢ですが、もともとはどこにでもある酒蔵のひとつでした。

多くの酒蔵が生まれた江戸時代、この磯自慢も1830年と江戸時代の真っ只中に始まったとされています。ご存知のとおり、当時、百姓は年貢を納めなければならないという取り決めがあり、年貢を納める際にはその土地その土地の庄屋と呼ばれる人が地域の米を集め、運送・奉納を代行していました。

そうして集まった米には毎年余りが出ており、全国の庄屋はこの余った米を使って何か商売ができないかと考え、そうして始まったのが酒造り、日本酒づくりであり、庄屋であった磯自慢も同じような経緯で日本酒作りをスタートさせました。

このような流れの中で生まれた酒造りは、戦後の農地解放制作によって終りを告げ、それまで庄屋と酒造りを並行して展開していた酒蔵が、日本酒造りだけを専門としてやっていく、いわゆる現在のスタイルの酒蔵へと移行していきます。

もちろん磯自慢も他の酒蔵と同じように時代の波に逆らうことなく酒造りを続けます。

日本酒の消費量はバブル経済まで右肩上がり、需要が高すぎて供給が間に合わないという状態にまで成長していきますが、バブル経済終了後、関税の引き下げにより外国の安くて美味い酒が流入してきたこともあって、日本酒市場はグングン縮小化していきます。

また、食文化も変わり、日本酒は時代おくれの酒だと言われるようになり、その変化についていけなかった地方の酒造はバタバタと倒産を余儀なくされます

しかし、磯自慢にとってはそれこそがターニングポイント、こんな時代だからこそ「自分たちが品質の高い、美味い酒を作らなければならない!」という信念を持ち、ここから磯自慢はどこにもない美味い酒を追求するようになるのです。既に有名な企業、大きな酒造ではなく、地方の小さな酒造が起こした改革、革命だったのです。

画像参照元:磯自慢 ISOJIMAN PREMIUM SAKE

酒米へのこだわり。農家を口説き落とすまで6年!

日本酒の原料はなんと言っても米。酒造りには酒造りのための米、酒米が栽培されており、特に磯自慢でも使用している山田錦は酒造好適米の中でも最高級品とされている酒米です。

現在、全国的にも山田錦を使った日本酒は増えてきており、山田錦を使えば間違いないという風潮さえあります。 しかし、磯自慢が使用している山田錦は、山田錦の中でも最高級品、特A地区に指定されている兵庫県東条町で栽培されているものとなっています。

いいものを使えばいい酒ができるというのは当たり前ですが、いいものはそれだけ手に入りにくいというのもまた事実。

磯自慢は農家を一軒一軒まわり提携してもらえるように話をつけること6年、ようやく念願かなって一軒の農家から最高級酒米山田錦を出荷してもらえるようになったのです。

それだけ米選びにはこだわりをもっており、そのこだわりはもちろん選定だけでなく実際の酒造りの中にも見ることができます。 酒造りの始まりは洗米から始まりますが、磯自慢では洗米の際、片手にストップウォッチを持ち秒単位で工程管理をおこなっています。

米は生き物、毎年同じように見えてそれぞれ個性があり、吸水時間も異なってきます。その年に取れた米の状態を見つつ、適正な洗米を行うそうです。吸水後の米を顕微鏡で覗くと綺麗な八角形の結晶が見えるんだとか。

これが磯自慢のこだわりであり、美味い日本酒を作るための秘訣です。 洗米から蒸し米、麹造りを経てしぼりまで、つまり、その年の10月から日本酒が完成する春まで文字通り休むことなく、日本酒作りだけに没頭しこだわりの磯自慢を作っています。

日本酒のロマネ・コンティの誕生

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磯自慢の酒造りのこだわり、特に米へのこだわりはそれだけではありません。磯自慢が見据えているのは未来の酒造りであり、そのために米がどうあるべきかということを考え、そのための対策をとったのが磯自慢のすごいところです。

これまでの日本酒の原料となる酒米は、同じ地区で作られた同じブランドの米であれば同じ品種として使用されてきましたが、磯自慢では東条町の中でも「ココ!」と指定した三ヶ所、その田んぼで取れた山田錦しか使用していません。

これはちょうど全世界的に有名なワイン「ロマネ・コンティ」がフランスのブルゴーニュ地方の、しかもグランクリュという畑で取れたぶどうしか使わないことで、最高級の品質を保っているのと同じで、ココと決めた田んぼで取れた米しか使わないことで品質を保ち、磯自慢ブランドを確固たるものとしているのです。

さらに、田んぼを指定することによって、その田んぼを管理する農家が毎年安心して農業を続けることにもつながる、つまり、生産者を守ること、果ては未来の農業、日本酒を守り続けるということにまでつながっているのです。

また「大吟醸はここから始まった!日本酒「黒龍」の大吟醸に掛ける思いがすごい!」でも紹介しましたが、「フロンティア東条21」という東条地区を守り続けるための団体を結成し、農家と一体になって日本酒作りを進めているというのも、売れる日本酒をつくればいい!自分たちが儲けられればそれでいい!と考えて質の低い日本酒を作っているというわけではないということが伺えますね!

画像参照元:磯自慢 ISOJIMAN PREMIUM SAKE

磯自慢のラインナップとおすすめの飲み方

磯自慢のこだわり、米作り・日本酒づくりにかける想いにムネアツ!となったところで、磯自慢の商品ラインナップ、おすすめの飲み方について確認していきましょう。

極上の大吟醸酒

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純米大吟醸ブルーボトル

磯自慢の中でも特に質の高い大吟醸酒、磯自慢の日本酒造りに関するすべてを感じたいという方にオススメなのがこちらの純米大吟醸 ブルーボトル。

先ほど酒米をつくるための田んぼを指定したという話をしましたが、現在磯自慢では「古家」「常田」「西戸」という3つの田んぼを所有しており、それぞれ7月、9月、11月に販売となっており、それぞれ絶妙に、繊細に味の違いを表現しています。精米歩合40%と、最高級の山田錦をふんだんに、贅沢に使用した一本です。

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大吟醸純米 エメラルド

日本酒は他のお酒と違って、いろんな温度で楽しむことができるという特徴を持っていますが、磯自慢の中でもいろんな温度で楽しむことができるのがこちらの純米大吟醸 エメラルド。

大吟醸酒は基本的にお燗にしてしまうと風味が飛んでしまいますのでおすすめではありませんが、こちらのエメラルドであればお燗にしたときの味の変化もしっかりと楽しむことができます。温めすぎず、また冷やしすぎずにお召し上がりください!

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純米大吟醸愛山中取りグラッパブルーボトル

酒造好適米は山田錦だけではない!磯自慢が力を入れているもうひとつの酒米「播州特A地区吉川産の愛山」を使った愛山中取り純米大吟醸も本当に美味い!

愛山を40%まで磨き、かつ磯自慢らしさを存分に味わえる一本です。中取りした日本酒とだけあって、粗さも雑味もない磯自慢の一番磯自慢らしい風味を味わうことができます。

こだわりの吟醸酒

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磯自慢 純米吟醸

お酒だけを楽しむならばやっぱり大吟醸、しかしお酒と一緒にご飯を、ご飯と一緒にお酒を楽しみたいならばこちらの純米吟醸がおすすめ。

山田錦を50%精米で磨き、すっきりした後味を実現。ぜひ美味しいごはんと一緒に味わっていただきたい一本です。

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磯自慢 吟醸
純米吟醸がすっきりキレのある味わいなら、吟醸 生原酒はフレッシュでフルーティな味わいといったところでしょうか。

こちらも美味しいものと一緒にご賞味いただける磯自慢ですが、純米吟醸とは対照的なほのかに香る優しい甘味が特徴です。こちらももちろん特A地区東条の山田錦だけを使って作られています。

地元のための本醸造

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磯自慢 本醸造
静岡県の恵みをいっぱいに受けて生まれた磯自慢が、静岡県民のために作ったしぼりたて本醸造。

本醸造とは言え山田錦を使っているというこだわりようは、他の本醸造とくらべてもクオリティが高いことは一目瞭然。本醸造だからといって手を抜かない磯自慢のこだわり、地元静岡県民に対する愛を感じられる一本。もちろん他県に住む人もぜひご賞味あれ。

画像参照元:磯自慢 ISOJIMAN PREMIUM SAKE

その他、磯自慢では全部で17本の日本酒を造っています。

すべてのお酒が磯自慢であり、磯自慢でありながらすべて風味が違う。お燗で飲みたい、美味しいご飯と一緒に飲みたい、特別な日に特別な人と飲みたい、仕事終わりに軽く飲みたい……シチュエーションや気分によってそれぞれの磯自慢を楽しみたいですね!


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