「今を精一杯生きる!」木屋正酒造が日本酒「而今」に込めた思いが切実で熱い!

「今を精一杯生きる!」木屋正酒造が日本酒「而今」に込めた思いが切実で熱い!


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 『日本酒のロマネ・コンティ!?「磯自慢」の美味さの秘訣は品質管理にあった!!』でもご紹介しましたが、現在、日本でお酒を造っている酒造の多くは江戸時代に生まれており、約200年もの間、日本酒を造り続けています。今回ご紹介する木屋正酒造もその一つ、三重県名張市という四方を山に囲まれた自然豊な土地でこだわりの日本酒を造り続けています。

木屋酒造の代表作といえばもちろん「而今」ですが、実はこの而今、生まれたのは2005年。酒造ができてから今まで同じブランドを一貫して貫き通している酒造もあれば、而今のように新しいブランドを創設して新しい日本酒、新しい味を追及している酒造もありますが、はたして而今はどのように生まれたのでしょうか? そして、どのようなこだわりを持って木屋正酒造は而今を造り続けているのでしょうか。

キーワードは「今を精一杯生きる!」。

では早速、而今についてみていきましょう。

画像参照元:木屋正酒造(きやしょう)

酒造りは土地に宿る

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うまい酒を造るのはもちろん各酒造の杜氏、つまり酒造り職人の技術にほかなりませんが、うまい酒造りの始まりは米作り、つまり土地作りから始まります。とはいっても、一から自然を作るのは当然無理な話であります。 つまり、酒造りは場所を選ぶ、逆に言えば選ばれた土地でしか酒造り、特に美味しい酒造りはできないのです。

では、木屋正酒造はどうたったか。もちろんこれ以上にないくらい酒造りの環境が整っています。

まずは米。美味しいお米が育つための条件としては、土地が肥沃であること、そして豊富で綺麗な水があること、この二点に尽きるでしょう。木屋正酒造のある三重県名張市は先ほども言いましたが、四方を山に囲まれる盆地、伊賀盆地にありますが、この盆地、本当に有能なんです! というのも、ここ伊賀盆地はもともと昔は琵琶湖の湖底だった土地なんですね。勘のいい人はこれだけでわかると思いますが、つまり、湖の底で育った植物や生き物の死骸など、豊富な栄養が詰まった土が堆積してできた、まさに肥沃な土地なんですね!

しかも、四方に囲まれた山からは山水が流れ、その終着点である名張川にはその豊富な水があふれんばかりに流れているんです。

この条件で美味しいお米ができないわけがありません!いや、もちろん農家さんの努力の賜物でもあるんですけどね!というのも、而今は兵庫県産の山田錦を取り寄せて酒米に使っている酒造が多い中、地元伊賀産の山田錦を酒米として使用して造られているんです。しかも、農家さんに任せっぱなしにするのではなく、木屋正酒造も田植えから携わるというこだわりよう。

これぞその土地の地の利を生かしたその土地でしか造ることのできない地酒ですよね。

さらに、名張市が酒造りに適している理由として、気候条件に恵まれているというのも挙げられます。盆地という地形の特徴として、夏暑く、冬寒いという寒暖の差が激しいことが挙げられますが、米つくりには温かい温暖な気温が、そして酒造りには厳しく冷え込む冬の寒さが必要になります。

そう、まさに名張市はこのどちらにも当てはまる環境で酒造りを行っているのです。 酒造りに選ばれた土地、酒造りをしない手はないほど恵まれた土地で而今は生まれたのです。

画像参照元:木屋正酒造(きやしょう)

昔ながらの製法で、しかしながらの「今」がある

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江戸時代後期に始まった木屋正酒造がこだわるのは、200年以上続く昔ながらの製法を貫くことです。木屋正酒造の店舗は登録有形文化財に指定されているほど、趣をもった建物であり、その建物が象徴するように「昔ながらの良さ」が木屋正酒造の酒造りにはあります。

大規模な酒造には大規模な酒造ならではの機械を使った綿密な工程管理、製造方法がありますが、木屋正酒造のような小さな酒造には小さな酒造にしかできない繊細な「手作業」があります。 お米を洗うのはもちろんのこと、麹も手作りするというこだわり。このすべて手作業でするというこだわりが、而今の繊細で濃密な舌触りの根底にあるのです。

ゆっくりゆっくり時間をかけて自然に発酵するのを待つことで、口にふわっと広がる甘味、そして後味をキリッと引き締める酸味を生み出し、ちょうどいいバランスで醸し出すことで濃厚かつジューシーな味わいを演出しているのです。 特に、こだわりの大吟醸を作る際には、機械による絞りは行わず、古来から伝わる伝統的な「袋吊り」を採用することによって、自然と零れ落ちる純度の高い大吟醸酒だけを提供することができるのです。

このように昔ながらの製法で、昔ながら本質を突いた酒造りを行っている木屋正酒造ですが、何も過去に固執しているのではありません。「而今」。そこに込められた意味はまさしく『過去にも未来にも囚われず、今を精一杯生きる』ということ、それは過去のお酒でもなければ未来のためのお酒でもない、而今を手にしたあなた、今その瞬間だけのための日本酒なんです。

実に切実で熱い!

画像参照元:木屋正酒造(きやしょう)

而今はここが美味い!而今の商品ラインナップ

木屋正酒造が而今に込めた酒造りの想い。昔ながらの製法を採用しつつも、常に「今」、目の前にある今を楽しむための日本酒を造っているというこだわりを確認したところで、而今の現在のラインナップについてみていきましょう。

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  • 而今 純米大吟醸
    而今の中の而今、而今の究極のこだわりを味わいたい、楽しみたいというまさに「今」を生きている人にお勧めなのが、こちらの而今 純米大吟醸です。使用している酒米はもちろん伊賀産の山田錦、精米歩合40%です。辛口の日本酒が流行っている中、日本酒度は+0。どんな人の口にも合う繊細で濃密、それでいて後味はすっきりと軽やか。まさに最高峰の味ですので、お祝いのとき、頑張った自分へのご褒美、「今」を生きているぞ!という実感を得たいときに飲んでいただきたい一本です。

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  • 而今 純米吟醸 山田錦
    こちらも使うは伊賀産の山田錦。しかも、ラベルに記載されてあるように、無濾過生!濾過しない=しぼりたての而今に無駄な手を加えず、而今のすべてを感じることができる、そして生=火入れをせず、生の味、そのみずみずしさを口の中全体で感じることができるという、而今のすべてを堪能できる一本となっています。大吟醸は40%精米に対し、こちらの吟醸は50%ですので、山田錦のもっともおいしい部分を味わうならば純米大吟醸を、而今のすべてを味わうならば純米吟醸を、という飲み分けがおすすめです!

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  • 而今 純米吟醸 雄町
    酒造好適米の最高峰、山田錦、そして五百万石。これらの酒米の親である雄町をふんだんに使って作った而今がこちらの「而今 純米吟醸 雄町」。こちらも「而今 純米吟醸 山田錦」と同じく無濾過生ですので、今度は山田錦と雄町の味の違いを楽しむことができ、かつ、雄町の旨みをいかに木屋正酒造がいかに引き出しているかという視点で楽しめる一本となっています。お米でありながらメロンのようなジューシーな甘みと酸味。その絶妙なバランス、口に含むたびに見せるさまざまな表情をお楽しみいただけます。

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  • 而今 特別純米
    而今の中でも最も親しみやすく、日常使いの日本酒にもしやすいのがこちらの「而今 特別純米」。無濾過生ですので、而今の而今らしさ、そしてとれたてフレッシュなみずみずしさを楽しむことができるのはもちろんのこと、ほかの而今と比べて日本酒度+2と少々辛口になっており、このすっきりとした味わいが食事の邪魔をせず、むしろその美味しさを引き立てるような役割をはたします。大吟醸酒は日本酒だけでゆっくりと、特別純米は食事と一緒に楽しく味わうことをおすすめします。

画像参照元:木屋正酒造(きやしょう)

以上、木屋正酒造の作る最高峰の日本酒「而今」についてでした。現在、而今は人気が高すぎて手に入れることが難しいお酒となっています。木屋正酒造では小売りや試飲などの当店販売を一切行っておらず、手に入れることができるのは全国にある特約店、それもほとんどの酒屋で抽選というかたちをとっています。

この記事を読んで而今が飲みたくなったあなた。而今はあなたのその「今」抱いた感情を大事にしています。まずは特約店で行われる抽選会に応募してみましょう!


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